高校英語教師の授業日記

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澤口俊之著・あぶない脳
2004年 11月 06日 |
「あぶない脳」(ちくま新書)

すごい、すごい。面白かった!!久しぶりに来たーって感じ。

脳の話はこんなにブームになる前から(大学生の頃から)わりと好きで、以前、NHKで連続で特集をしていたときのビデオも持っているくらい。でも、現在、何でもかんでも「脳・脳・・」って感じだったので、それを見ただけでやや食傷気味であった。

でもこれは昨日、香山リカ「生きづらい<私>たち」(講談社現代新書)とともに本屋に山積みされていたのを衝動買いしたのだった。

香山リカさんの本は好きでよく読んでいるのだが、そのせいかあまり感動と言うか新鮮なものは特になかったのだが(面白かったけど)、こちらの澤口氏のは、まぁー目からウロコが落ちる落ちる。まだウロコがあったことに感動すら覚えるほど。

簡単に言えば、現在起こっている様々な問題を脳科学の面から斬ったものである。カバーに書いてある本の概要を引用する。

近頃あぶない人が増えている。大人も子どももすぐキレる。羞恥心がない。他人の迷惑を顧みない。自分の正義が世界の正義だと勘違いしている。しかし、われわれの脳は、本来かなりあぶないものである。脳は働き者で精密だが、その分実に繊細で、構造も機能も、微妙なバランスの上に成り立っている。ひとつ間違えば、取り返しのつかないことも起こる。その一方で、適切に育み、うまく扱えば、人生を豊かにしてくれる(はずだ)。身近な話題をもとに脳科学の知見を敷衍、「あぶない脳」から浮かび上がる、武器としての脳科学。

ということだ。

身近な話題ということで、もちろん犯罪のこと、教育のことも出されているし、言語との関係のことにまで触れている。

「脳の健全な発達」ということを引き合いに出して現在のいろいろな問題を議論しているため、自ずとやはり各自の「子どもの頃の体験」や「どのように育てられたか」というような話が多く、社会がこうなってしまっている今、じゃあどうしたらよいのかというような提案にまではなっていないのが残念と言えば残念だが。それは次の課題ということになるのだろう。

今日の朝から読み始めてもう一度目を読み終わってしまった。私は読むのはものすごく早いんだけど、結構飛ばし飛ばし読む癖があるので、この興奮が治まったらもう一度読もうと思っている。読み終わってすぐに二度目を読もうと決めるというのも変な話だけど。

ご興味のある方はどうぞ本屋さんで手に取ってください。

ただし、あとがきにも書いてあるけどこの本は30代以上の人を意識して書いたものを加筆・修正されたということで、「中高年の読者は本書にきっと意味と価値を見出してくれると思う。」(p.220)とある。おぉ…私も中高年か…

ですからこれは「自分が中高年かどうか」ということを計る計りにもなるかと・・(←そんなわけない)
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by blogbebe | 2004-11-06 12:24 |
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