高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
blogbebe.exblog.jp
by blogbebe
Top
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
今日の「女王の教室」感想
2005年 07月 30日 |
やー、今日もやってくれましたね。期待を裏切らないでくれる。

あの、いじめのシーンやいじめの構造を作り出しているのが、あの阿久津先生だという批判が結構あるようですが、それは全然違って、村上春樹さんの「沈黙」という短編にもあるように、一番怖いのは口当たりの良い言葉に何も考えないで追従してしまう、顔のない「大衆」であるのだ。

あのクラスの子たちがあんなに和美のことをいじめるのは、いじめる側にたつことによって自分が安心したいからで、自分の頭で何も考えてないし、自分の目で何も見ていない、そういう大衆がいかに多いことか、ということだ。そしてそういう現実を、特に和美のような責任感のある頭の良い子は子どものうちから学ぶべきであるし、誰かが助けてくれるんじゃなく、最後は自分自身の足で立つのだ、ということを体で知っておくことは、辛いけど本当に大切なこと。

「悔しかったら、自分でなんとかしなさい。誰の助けも借りないで、自分で解決しなさい」という言葉を、泣いている子どもに言うことができる大人はどれだけいるだろう?・・少なくとも私は自信がない。あの、2組の先生(名前忘れた)みたいになってしまいそうである。

そして「終わりよければ」じゃないけど、結果的にはゆうすけと和美は二人で力を合わせて3組の中で頑張って行こうと決意している。ゆうすけは先生に卒業証書を返し、「オレ、こんなものもらうために学校来てるんじゃありませんから」と言う。うちの学校の生徒に聞かせたいもんだ。そして和美も「私、もう逃げませんから」と言う。すごいじゃあないですか。いじめがなかったらここまで強くなれない。

そして最後に、6年3組は夏休みがない、ということを知らされる。かっちょいい〜、阿久津先生〜〜。夏休みも毎日勉強させるんですね。私みたいに研修したりしないんですね。なんと腹の据わった教師であろうか。偉いこっちゃ。

今日は最後にゆうすけと和美が立ち直るシーンが入っていたのであまり抗議は来ないかもしれないけど、あれがなかったらたぶん批判は殺到していただろう。本当に、そういうシーンに短絡的に抗議を寄せる、そのことが一番怖いと感じるのは私だけだろうか。
[PR]
by blogbebe | 2005-07-30 23:00 |
<< 早くよくなって ページトップ ユニット2---鬼門? >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
新緑 Skin by Sun&Moon