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高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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いまいち
2004年 07月 30日 |
今日は久しぶりに朝からエアロビクス♪そして午後から学校。夜もエアロビクス♪♪・・・という予定だったがさすがにちょっと無理で、朝と午後は予定通り、その後、買い物して帰りました。夜が楽しいんだけどなあ。。張り切って朝から行くと、本命の夜に行けなくなることがあり、難しい選択です。でも暑い夏こそ汗をかく!これ最高です(^^)

で、朝っぱらから激しい運動をしたため、午後は眠くって眠くって・・一応、持って行ってた本は読みましたが、たくさん論文が入っている中の一つしか読めず。「第6章 他動性と構文II 態と他動性 坪井栄治郎著」。まあ、坪井先生のは難しいのかもーと思いつつ、でもやっぱり東大出版の「シリーズ言語科学」に収められているものよりはよっぽど読みやすかったのですが、それでもいろんな言語が出てくるので、それを読むのが結構面倒というか大変というか・・

そういえば去年、文法学研究会というところで能格言語の「逆受動構文」の練習問題をやったっけ〜。。そのときはできるようになったのに、どうやるんだっけー。などと思いながら、ダラダラと読んでおりました。

で、何が書いてあったかというと、英語のような対格言語とジルバル語のような能格言語を見てみても、主語というカテゴリーが振る舞い方は違うにしても一貫性があるということが分かるけれども、もっと広く他の言語を見てみると必ずしもそうではなく、フィリピン諸語のようにactorが主語的な振る舞いをする文もあれば、topicが主語的な振る舞いをしている文もあるということで「主語」という統一した規定ができなくなるという現象もある。従って、やはり「主語」初め他の項がどのような振る舞いをするかということを通言語的に見るためにはプロトタイプ的な捉え方が必要になってくるし、それだけでなく、やはりなにか一つの現象が言語によって違う形で言語化される背景にはどのような認知的動機付けがあるのかということを、それぞれの言語内で見て行くことが必要である、ということでした(と思います)。

途中、ちょっと先が見えなくなって読むスピードが落ちたのだが、さすが坪井先生、面白いなあと思いました。何か一つの答えを導きだすような論文よりも、やはり様々な角度からの検証が行われ、示唆的なことが書かれている論文は面白いです。

坪井先生には修論の時にコメントをいただいたのですが、「論文は書いているうちにどんどん方向が変わってくる。そのときに、どんな方向に向いて行っても柔軟に対応できるようなことが必要だ」とおっしゃっていました。(きっとご本人は「え?僕そんなこと言いましたっけ」とおっしゃりそうだが(笑)。)私の論文はたぶん結論にしたいことが決まっていたからあまり良くなかったんだろうな。面白いなとおもったところを追求して行けば良かったのかもしれないですが、どうしてもある結論に導きたかったがために、細かいところは捨象しつつ強引に結論に導いてしまったのかもしれないです。

あー、書き直そうと思いつつまだ勇気がなくて取りかかれてないのですが・・・

今日は結局、この坪井先生論文をぼちぼちと読んでいたら時間が過ぎてしまいました。初め、なんだか眠くて眠気覚ましに職員室の流しの掃除とか始めたらちょっとはまってしまって、しばらくゴシゴシやっていたのでそれがちょっと時間食いましたね。でも食器カゴが相当汚くて気になってたので、きれいになってスッキリです☆

↓私の手をぎゅっと握って寝ているところ(^^)な〜〜んてかわいいんでしょう♪親ばか。相当バカ。
いまいち_a0027280_2140478.jpg

by blogbebe | 2004-07-30 21:45 |
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