高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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バラバラ
2004年 08月 07日 |
a0027280_18245822.jpgおとといで一応前半の勤務が終わり、帳簿的には昨日から夏休に入っている。夏休は7月から9月の間に5日間取れて、昔は生徒の夏休みがまるまる研修にできたので7月とか9月に取っていたのだが、今は夏休みにぶつけないと夏休みも出勤しなくてはならなくなるので完全にぶつけて取っている。しかし、私が大学院に行く前、たった3年前と比べて、こんなに研修や休暇の制度が変わってしまっているのが驚き。。。ここまで変えられると、もうなんか反発する気力もなくなる。日の丸・君が代と同じ。反発したりしてエネルギー使うより、もっと大切なことにエネルギーは取っておきたい。ということで。

で、おとといは昼休みに例の「日本語力と英語力」を読み、ついでに買ってきた「ブラックジャックをよろしく 第9巻」を読み、朝と午後はまたしても「朝倉」を読んでいた。いつまでかかるんだ、朝倉。

しかしマンガはやっぱり借りて読むかブックオフかどこかのを買ってきて読みたいですね。553円もしたのにものの2、30分で読み終わってしまった。私はマンガを読むのはものすごく早い(そのかわり面倒なところは結構飛ばしたりしてるけど)ので、なんかもったいなかったような気も・・。面白かったんですけどね。でもそんなに意外性もなかったかなー

話しそれまくりですが、「朝倉」の話。

おととい読んだのは最終章の「主語をめぐる文法と意味ー認知文法の観点からー 西村義樹著」。西村先生のものはこれまでもいろいろ読ませていただいているのですが、今回のは新しい分析が後半に入っていて、いろいろとああでもないこうでもないと考えながら読んでいたらいつもに増してすごく時間がかかりました・・時々感想を書いたりとかもしてたし。

いろいろと考え込んでしまったのは、「日本語の二重主語構文が英語ではどのような文に対応するのだろうか」というところの話。ちなみに日本語の二重主語構文とは、「象は鼻が長い」とか「この部屋は大きな窓がある」とか「私は背中が痛い」とかその手の「〜は〜が〜」という構造になっている文です。

西村先生がおっしゃるには、一つにはThere構文。例えば There is a vase on the tableという文を考えると、付加疑問を作ろうと思ったら文末は isn't there?になるし、subject raisingにおいては There seems to be...というふうにthereが主文の主語になるということなどを考えるとこの文の主語はthere。でも、一致ということを考えると、この文のbeがisなのは a vaseに一致してのこと。だからそう考えると主語はそっち。ということでこの文は二重主語構文に相当すると言えなくはない。

それでこのthereは「場の概念が最大限に抽象化したもの」であり、「関係概念の構成にあたって最初にアクセスされる参照点(reference point)でもあると考えられる」とおっしゃっている(p.291)。

うーん、でもこの「最大限に抽象化した場の概念」というのがよくわからない…。日本語の二重主語構文で「この部屋は大きな窓がある」という文を考えてみると、尾上先生の分析によれば存在を表す文というのは、存在物と存在という事態を分けて認識するようなものではなく、同時に認識されるものなので、その事態が成立する場としての「この部屋」という主語が求められる動機付けがあるということなのだが、それはそれで分かる。しかし英語の場合はその動機づけられている主語にあたるものが「抽象化した場の概念」でなくてはならないのはなぜなのだろうか・・。ということが一つ。

前に月刊「言語」でこのことについての対談があり、そのときは「ふんふん」と思って読んでいたのだが、今回じっくり読んでみるとやっぱり考えなくてはならないことは出てきますねぇ。

それから、英語では日本語の二重主語に相当する部分を主語と目的語に振り分けるということがあるということ。「私は蛇が恐い」は I fear snakes.になるし、「私は彼女が何を言っているのか(が)わからない」は I don't understand what she's saying.になる。

なぜだ。なぜ日本語は両方主語になれるのに英語はなれないんだ!そういう語彙が存在するからか。それとも英語は「『する』的な言語」だからか。はたまた日本語の二重主語構文には構文文法で言うところのスキーマがあるからか!!(←って言ってみたい)

というようなことをあれこれ考えて独り言を言ったりしながら(アヤシイ(--;;))ダラダラと読んでいたら勤務時間が終わったのでした。

勤務時間が終わったから読むのをやめるというのもどうかと思うけど。

こういうことをいろいろ考えながら本を読むのはとても楽しいですね。でも、ちょっとバラバラなんです。夏休みの間にやりたいとおもっていることは、英語の基礎的な文法事項を学校でやるにあたって、認知言語学の中で言われていることのどのあたりを取り込みながら授業をしていったらいいのかということを一通り作ってみたいんですよね。できるだろうか・・でもここに書いたからやらなくちゃ、ということを動機付けにして明日から(明日から、というのがミソだ)やろうっと。

といっても今、私の頭の中は、昨日のエアロビクスのクラスでできなかったステップがどうだったのかということでいっぱいなんですけど(^^;;

個人連絡:西村先生に、「ブログに感想書かれてますよ」って伝えないでくださいね〜>Y君(^^)
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by blogbebe | 2004-08-07 18:31 |
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