高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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2004年 06月 29日 |
a0027280_214939.jpg今日はまた、放課後に会議があった。しかしその会議には私はでたくなかったし、意見だって言うつもりは全くなかった。つい我慢できなくて一言言ってしまったけど。そして今日はまた「辞めたい病」が出てきてしまっている。

私が仕事を辞めたくなるとき、それは授業がうまく行かないときでもなければ、生徒と何かあったときでもない。ただ一つ、「理不尽な強制を受けたとき」だ。

今回の「理不尽な強制」とは、来年度からの学校のカリキュラムについての話し合いの中でである。このような匿名のブログとはいえ、まだあまりはっきりとは書いてはいけないような気がするので細かくは書かないが、うちの学校はわけあって来年から少しカリキュラムを変えなくてはならなくなるかもしれない状況にある。それで、ここ数ヶ月、各教科の代表が集まって何度も会議をしている。

初めに校長がある「案」を出してきた。それについて教科で話し合ってほしい、と言われ、これまで英語科でも何度も話し合ってきた。どうしたら生徒一人一人がよく分かるような授業ができるだろうか、そのためにはどのようなシステムにしたら良いのか。そしてそのことを会議で発言してきた。「英語科はこう考えています」ということを。

私はもともと授業に力を注ぎたいと思っているので、工業高校はちょっと物足りないところがある。でも、こうやって、生徒たちにとってどうしたらいいのかということを考えられるのは本当に楽しいし、来年からの新しいカリキュラムに向けて、この夏休みはテキストを作ろうかな、なんて結構張り切っていた。

しかし、最終的にはその案はほとんど採用されなかった。というか、今日だって会議があったのだから、「それだったらこのような案を出したい」ということを決めていたのに、この前の会議でもいろいろとその原案に意見を出してしまったので、校長や教頭は「また英語科は何を言ってくるのだろう」と思ったのだろう、事前に「英語科はどうするんですか?」と教頭を通じて聞いてきた。だから正直に「こういう意見を出そうと思っています」ということを話した。

そうしたら、なんと、それはダメと言われたのだ。それは通らないと。もう全体の枠組みが決まっているし、その中で考えるしかないと。その枠組みだって、いつ決まったのか私は全く把握していない。第一、その枠組みを変えてはいけない決まりがあるのか?それを言ったら、「今更、その枠組みを変えようというのはどういうことか。日程的には今日、決めなくてはならないのだ」と言われた。しかも、その枠組みを変えてはいけない理由を「時間割が組めないからだ」と言った。

時間割なんてくめないくせに。その証拠に、今日の会議で時間割の組み方について、現在の時間割の担当者に校長は質問をしていたのだが、それは全く時間割の組み方を知らない人の質問であった。

つまり、もう枠組みを決めてしまったかったのだろう。自分の案を通したかったのだろう。

それに、だいたい「今更」って何?会議は何をする場なの?いろいろ状況が変わって行く中で教科でも話し合いをし、じゃあこうしたらいいのではないか、という代案を出しているのに、その代案があまり良く分からない理由のために変えることができないとは?

だいたい、私ももう一人の英語の先生も、まだまだかも知れないが、一応、プロの英語教師としてこれまで働いてきている。どうしたらいいか、ということはそれこそ忘れたくても忘れられないほどいつもいつも考えているのだ。その私たちが「こうしたらいい」というのを、なぜ真摯に聞いてくれないのか?

私は今日の会議できちんと抗議するべきだったのかもしれない。なぜ、英語科がこうした方がいいと思っていることを聞かずに、校長の原案を通そうとするのか、一体何のための会議なのか、何のためにこれまで教科の話し合いをしてきたのか。時間割が組めないというのはどういうことなのか。時間割を実際にくんでみてそう言っているのか。

でも、その「今更」という言葉を聞いた瞬間、私はもう「あぁ、この人もダメだ」と思ってしまった。

これまでも何人ものそういう人に会ってきた。どんなに言葉を尽くしても、根本的に違うのだろう、「形を整えること」とか「人を支配すること」とかがおそらくその人の第一の関心事であるために、話が通じない。だから話してもむなしさだけが募る。あぁ、話さなければ良かった、と話したあとに思う。

体中から力が抜けたし、全身から血の気が失せるほど頭に来たけど、だからこそ「もういいや」と思った。システムなんてどうだっていいや。この校長はこういうシステムにしたいんだから、もう話すのはやめよう。それはもう考えるのはよそう。授業をするのは私たちだし、結局、できることをやるしかないんだ。そして一番大事なのは、授業の中味なんだ。こんな人たちを相手にして時間を使うことなんてやめて、勉強しよう、と思った。

・・・仕事をしていると、いろいろな人に会う。そうすると、父に言わせれば元々が軽薄な私はすぐに頭に来たり嬉しくなったり、感情の起伏が激しくなり、自分のするべきことができなくなる。そうすると、「やっぱりフルタイムの仕事は辞めて、授業だけできるような環境に行きたいな」と思う。そうすればきっと余計なことは考えないで、ひたすら授業のことと生徒のことだけ考えられる。

こういうとき、一人でもいいから職場に同じような感性で話ができる人がいると本当に助かる。同じところで怒れる人。同じところで喜べる人。そういう人が一人いれば、耐えられる。でも今の職場にはまだそこまでの人は見つかっていない。私が心を閉じすぎているのかもしれないけれど。

周りに惑わされないで、自分のやるべきことを常に落ちついてできる人になりたい。すぐに熱くなったりしないで、いつも平静な心でいたい。
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by blogbebe | 2004-06-29 21:50 |
2004年 06月 28日 |
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いつも書いてますが、今日も暑かった〜。外国人講師の先生はわりと恰幅のいい人なのですが、午後の授業ではやはり汗だくになっていて、頭にはハンカチをテニス選手のように巻き付け、"I'm a sweat maker!"と10回くらい言っていました。

で、今日はその外国人講師の先生との3年生の英会話の授業だけだったので、それはほとんどその先生に任せておいて(といっても生徒さんたちはおとなしく授業に参加してくれるわけでもないので大変ですが^^;)、空いている時間で2年生のテスト前の最後の時間に使う「テスト対策プリント」なるものの作成に時間を使いました。

・・・でもなんか作ってるうちに、これって英語のテスト?って感じになってしまいました。

いやいや、英語のテストなんですけど、やっぱり基本的なことで授業で私が話したことは押さえておいてほしいので、「名詞、動詞、形容詞」の定義を選ばせる問題とか、なぜこの動詞にはsがついているのか理由を書きなさいとか、この文のbeはなぜareなのですか、とか・・・。いいのかな、そんな問題。

でも、もちろんそれがすべてではなく、全体のせいぜい20%(多いな)にして、残りは普通の問題(beを入れさせるのとか、動詞の形を変えるのとか、文の並べ替えとか)にするつもりではあります。

それに、そういう「なぜ」というのをつけておけば、どこがわかっていないかということがあとから分かりますからね。点数が悪い子はあとから面談をするつもりでいるので、そのときに話ができますしね。

といっても、なぜbeが文に必要なのかということについては実は私もまだ分からない。夏休みに調べるつもりではいるのですが、夏休みといってもまるまる一日休める(というか研修)はたったの12日しかないし、あとは12日は全日出勤、残りは半日は出勤しなくてはならないということで。

この、夏休みのひどい状態についてはいくらでもまた書けるのですが、書いたからといっておそらく何かが変わる訳ではなく、考えれば考えるほど頭に来ることなので、もうもとから「ないもの」として考えることにしました。東京都は、教員に勉強させたくないようですので。

話がまたそれてしまいましたが、明日はまだその「テスト対策プリント」をやるクラスはないので、あさってからそれを使って各クラス一時間、復習に充てたいと思っています。といってもたぶん、英語のテストは最終日なので、きっとまたきれいさっぱり忘れてしまうだろうから、そのテストの前の日には、貴重な冷房のある部屋を使って補習をしようと思っています。

・・・ところで。

先週、授業で険悪になったM君ですが、他の先生の授業でもなんだか暴言吐きまくってるという話だったので、担任の先生がお昼を食べてるときにちょっと話してみました。そうしたらやはりというかなんというか、「あいつはたぶん構ってほしいんじゃないかな」というので、うーん、でもそれにしても暴言がすぎるなあと思っていたら、その後、その話を聞いていた理科の先生が、じゃああたしが6時間目に様子見てみるね〜、と言ってくれたので楽しみにしていました。

6時間目終了後、どうでした?どうでした?と聞いてみると、授業の初めにM君がたまたまプリントを取りにきたかなにかでその先生のそばに来たので、「これでもか、これでもか、というくらいさんざん話しかけてあげたら、すごい上機嫌だったよ〜♪」と言って戻ってきました。

なーんだ、そんな単純なことだったのかー。やっぱり構ってほしかったんじゃんー。でも良かったなあ、そんなことで。なんて言って職員室で笑っていたら、彼は職員室の掃除だったらしく、放課後「せんせ〜い」とやってきました。「おう!M君!掃除か〜、ご苦労さん〜」(←男の先生みたいな言葉遣いですね)などといいながら私もその理科の先生を真似てあれこれと話しかけてみたら、やっぱり上機嫌でゴミ捨てに行ってくれました。。。

良かった、これなら大丈夫だ。

生徒と関係が悪くなるのはやっぱりとても心が疲れます。本当は言いたくないことを言わなくてはいけないのが教師の役割なのかもしれないけど、まだまだ私はそこまでにはなりきれないみたいです。
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by blogbebe | 2004-06-28 20:04 |
2004年 06月 26日 |
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やはり昨日はだいぶ疲れがたまっていたようだ。毎週楽しみにしている夜のエアロビクスのクラスにも、何となくいく気が起こらなくて行けなかったし、今朝も何となく体が重かった。

歯医者の予約があったので、それは行ったのだが、帰ってきたら猛烈におなかがすいていて、昼間なのにご飯を炊いて冷凍してあった和牛ハンバーグ(東急フードショウの1枚350円のやつ♪)を食べたら今度は猛烈に眠くなり、久しぶりに1時間くらいネコと一緒に昼寝してしまった。

冷房をつけたまま寝てしまったので、起きたらまたしても体がだるく、でも買い物に行かなくてはと思って、起きてだらだらと歩きながら駅前まで行って帰ってきた。そしてしばらくネットゲームしたり、買ってきた雑誌を読んだりしてから、先ほど夕飯を食べた。

そうしたら、知らないうちに体が復活していることに気付いた!

やっぱり、疲れてたんだなぁと思った。

先週は、授業の他に、来年からのカリキュラムを考える委員会などもあったり、そこで腹が立つことがいろいろあってムカムカしたりとか、試験の時間割を作ったりとか、学校要覧の校正があったりとか、なんかいろいろと神経を使うことが多かったし、それに毎日本当に暑かったから知らないうちに疲れていたんだろうな。

やはり、毎日心も体も元気でいなくてはいけないなと思った。

来週は試験前の最後の授業がどのクラスもある。しっかりポイントが押さえられるような有効な時間にするには、どうやったらいいかな。明日、きちんと考えて月曜日に備えようと思う。

※写真はうちの近所の大きな家の周りに植えられているお花。あまりにきれいだったので撮らせていただきました。うちの周りは、場所がいいので大きなすてきな家が多くて、そういう家を見ながら歩くのはとても楽しいです。うちはかなりのボロアパートだけど^^;;
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by blogbebe | 2004-06-26 22:33 |
2004年 06月 25日 |
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きのう張り切りすぎたか、はたまた、今日は何が何でもこのプリントを終わらせなきゃと思ったせいかはわからない・・おそらくその両方であったのだろうが、今日はちょっとダメダメdayだった。

昨日ここに書いた、留年生のO君のクラスの授業が今日もあった。でも今日はあいにく午後。しかもすごく蒸し暑い・・・。でも頑張ろう。と思って教室に行った。

で、今日は否定文と疑問文をやろうと思って、でもその前に代名詞が目的語の位置に来たときは形が変わるということも少しやらなくちゃと思っていて・・・うーん、やっぱり焦ってたんだな。

前はおとなしかったのだが最近は少し発言するようになってきたM君が、今日はやけにつっかかってきて、「もう今日は終わりにしよう」とか「あと30分だ」とか「聞いてるやついないんじゃない?」とかいちいちこちらに聞こえるように絡んでくる。

しかも、M君だけじゃなくて今日は全体的にだらーーーんとしていて、そう言うときもいつも活発に答えを言ってくれるK君も今日は早退してしまっていなかったし、そのM君のヤジっぽい言い方にだんだん腹が立ってきてしまって。

その子はわりと英語はできる方で、自分はプリントをさっさと終えてしまっている。で、周りの子にどんどん話しかけたりしている。そのこともとてもイヤだな、と思っていたのもあって私も余裕がなかった。「なんでそう言う言い方するの?こっちは一生けんめい、どうやったら分かりやすくなるだろうとかいろいろ考えて授業に来てるのに。そういう風に言われると本当にムカつくよ。」と言った。

そうしたら少しはまずいと思ったのか、そのようなことは言わなくなったが、でも他の子たちも本当にだらだらしていて全然問題も解こうとしないし、問いかけても反応がないし。何か本当にイライラしながら一時間進めてしまった。

そしてさらに悪かったのは、6時間目。そのイライラを引きずって別のクラスに行ったら、ここはまた体育のプールのあとで、なかなか集まらない。でもチャイムが鳴って少し時間も経っているので授業を始めていたら、1階の自動販売機でジュースを買ってから教室にやってきた子が、他の子数人にそのジュースを配っていて、これまた「カチン」と来てしまった。

授業中にジュースを飲んだりガムをかんだりすること、それはもちろんいけないことだから注意しなくてはいけないのだが、私はあまり注意できていない。それは、それを全部やっていると授業が進まないというのもあるし、基本的には「勉強していればいい」と思っているからだ。集中してくれば自然とジュースには手が伸びなくなるものだし、それに本当に喉が渇いているときに集中なんてできないし。

でも、そのことに対していつもよりきつく怒ってしまった。怒るのは当たり前なのだがいつもあまりきつくは言わないので、その子はちょっと驚いて、「もう二度としません」と言っていた。たぶんこれくらいなら怒られないだろうと思ったからやったのだろうし、先ほども書いたが、私はジュースに関してはほとんどいつも注意してないので、少なくとも「もう二度としません」と言わせるほどに私はきつかったのだと、その子の態度を見てはっとした。

で、すごく後味が悪かったので、「ごめんね、ちょっときつく言い過ぎたかもしれないね。実はさっきのクラスでちょっとイヤなことがあって、なんかまだイライラしてるみたい」と言ったら、「何があったんですか?」と逆に興味を引いてしまい・・。もちろんその内容は、言ったらどんな風に尾ひれがつくかわからないので言えなかったけれど、「詳しくは言わないけど、どこまで注意したらいいか分からなくなっちゃってるんだよ」とだけは言った。

そうしたら、いつもまじめで頑張っているH君が「すいません、悪い学校で」と言った。「そんなことないよ、そう言う意味じゃないよ」と言ったのだが、そのあとはそのクラスの子たちはすごくまじめに静かに授業を受けていたし、答えを問いかけても誰も答えないときには、いつも一番後ろの席で静かにしている、そして英語はとても良くできるI君が全部答えてくれた。

情けない。そもそも初めにイライラしはじめたのだって、そのM君がそこまで挑発的なことを言ってくるには理由があったに違いない。私がM君に「なんでそんなこと言うの?」と言っているときも、後ろの方から「そうだよ、黙ってろよ、オタク!」というヤジが小さな声ではあるが飛んでいたから、もしかしたらクラスの中で何かあったのかもしれない。または、その子は英語がわりとできるのに、私があまりスポットを当ててあげてなかったから、抗議したかったのかもしれない。

分からないけど、もう少し冷静でいたかった。少なくとも、次の時間に引きずってしまうほど心に余裕がなくなってしまうというのはあまりにもダメだ。そして生徒に気を使わせてしまうなんて。あとから聞いたのだが、そのあとの方のクラスのある男の子が、「あの先生、あんな人だっけ?今日は機嫌悪いよね」と言っていたらしく、もう本当に恥ずかしかった。

私自身、あまり体調が今日は良くなかったからかもしれないし、先ほども書いたが今日は本当に教室は蒸し暑く、不快指数100って感じだったからある程度は仕方なかったのかもしれないけど、ダメだなー。その不快指数を忘れてしまうくらいの雰囲気が作れればいいのに、すっかりはまりこんでしまった。

否定文をやりながら、品詞の復習もするつもりだったのが、やっぱり忘れている子が多くてなかなか進まなかったのもちょっと悲しかった。週に2時間じゃ、復習しなければ忘れてしまうということは分かっているのだけど、やっぱり「そのときはできたのに忘れちゃったのか」と思うとなんか悲しいものだ。私だって生徒の立場だったらそうなるのに。わがままなものだ。

今日は暗い日記になってしまいました。明日はお休みなのでゆっくりしたいと思います。
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by blogbebe | 2004-06-25 19:32 |
2004年 06月 24日 |
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今日は午前中4時間ぶっ続けの授業だった。

うちの学校では時間割を作るときにいくつかのルールがある。まず、「3時間ぶっ続けの授業は避ける」。これはもちろん、教員の体力の限界を超えるからだ。実習など仕方のない場合を除いて、一人の先生が3時間続けて授業をすることがないようにするということだ。

それから、「週に2コマしかない科目は、午前中に1コマ、午後に1コマになるようにする」。午後は彼らはとてもだらける。そのため、2コマの両方が午後だと、そのクラスだけほとんど進まなくなってしまうことになるから。

「週に2コマしかない科目は、2コマとも1時間目になることを避ける」というのもある。朝起きられずに遅刻を重ねる子がかなり多いため、2コマとも1時間目だとすぐに「欠時オーバー」となってしまうからである。

そんな学校で、4時間ぶっ続け。しかもこの猛暑。「今日は4時間ぶっ続けなんだ^^」と朝、何人かの先生に言ったらみんな目を丸くしていた。物好きね〜って感じなんだと思う。

正直、私も怖かった。4時間目なんてもう体力及び精神力の限界を超え、どうでもいいことで怒っちゃったりするんじゃないだろうか、とか。でも、結果的に言えば大丈夫だった。全然。確かに汗はすごくかいた。職員室は冷房が効いているのだけど、授業から戻ってくると汗が冷えて寒かった。でも、不愉快な気持ちにも全然ならなかったし、むしろこの暑いのによくみんな頑張ってるな、偉いな、という気持ちになった。

今日は二重目的語の文に入ったクラスが3クラス。これは生徒に取っては分かりやすかったらしく、どのクラスでもちょっとの説明でこの構文の共通点を理解し、並べ替えの問題がたくさん並んだプリントをやらせると、大部分の子が少し考えながらも割合とすらすら解いて行った。

でも、むしろこういうものになるとできない子がよりはっきりとする。主語はわりとすぐに見つけて、文を始めることはできる。でも次に動詞を探すことができない。日本語を見ながら、「動作はどれ?」と聞いても「・・・」という感じで考え込んでしまう。もちろんこういう子はクラスにほんの数人である。でも「動作」っていうことすら引っかかっているのかと思うと、じゃあどういう言葉で説明したら良いのかちょっと途方に暮れる。こういう子には説明じゃなくてたくさんの問題をやらせる方がいいのかな、とも思う。

今日の3時間目のクラスに、留年生のO君がいる。この子は英語はアレルギーといえるくらい大嫌いなようで、中間テストは3点だった。これがやっぱりとてもイヤだったようで、中間テスト後は授業中は両耳にイヤホンを入れ、当てても何をしても全く反応しない。というか、聞こえないようにしているようだった。留年生であるため、周りの子より年上であることも余計に彼のプライドの殻を堅くしているようで、当てるのもなんかかわいそうな気もしていつも気にしながらも何も言わずにいた。

その子が最近、少しこっちを見てくれるようになった。イヤホンも、片耳ははずしてくれるようになった。嬉しくなって、先週くらいからは問題を解かせるときは必ずその子のそばに行って、声をかけたり問題の答えを聞いてみたりするようにしていた。

でもやっぱりその子は「動作」が分かっていないようだった。今日も、主語は選べるけど動作が選べない。「ビルは彼女に手紙を送った」という文の主語がBillであることはわかってまず解答欄にBillと書くのだが、次は動作だよ、といっても「送った」だということは分からない。「この文は、ビルと彼女と手紙、っていう三つの人やものがあって、その中で行われている動きは『送る』ということだよね」などと言うと、「うん」というのだが、次の問題に行くとまたわからない。

どこでひっかかっているのだろう。きっと何かあるんだろう。同じクラスの中で、数学はまだ小学校2年生のドリルが解けていないと言われている別のO君にさえ、「動作は『送る』だろう?」なんて言われている。

結局、そのくらいでその時間は終わってしまい、復習なんて自分ではしないから、きっと明日の授業のときは忘れてしまっているだろう。でも、「動作」ということがピンとこないO君が、これまで授業中にどれだけ苦痛を感じていただろうと思うと・・・。

明日も声をかける時間は作れるだろうか。このクラスはとてもとても遅れていて、他のクラスはこの二重目的語のプリントのあと、これまでやった文の疑問文、否定文に入ってそこまで試験範囲にするつもりなのだが、このクラスだけはそこまで行けるかどうか分からない。でも、きっともう「名詞、動詞、形容詞」の区別は忘れてしまっているだろうし、従ってbeをつけるときとつけないときの区別もあやふやになっているだろうからその復習も兼ねて疑問と否定はぜひやりたいのだが・・・

今日もちゃんと寝て、明日、元気に頑張れるようにしたい。
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by blogbebe | 2004-06-24 21:42 |
2004年 06月 23日 |
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今日は勘違いしていて、5時間目の授業があると思っていたのがありませんでした・・・。やる気まんまんだったのに。でも、そのクラスは少しおくれているので実は今日つぶれたのはとても痛い。と思っていたら、そのクラスは進んでいるという国語の先生が私に明日の授業をくれました♪

ってことで明日は1時間目から4時間目までぶっ続け。怖いよ〜〜(ToT)
でもちょっと楽しみ☆自分がどこまで持つか。4時間目は機嫌悪くなるかな。

今日の1時間目は、2年生5クラスの中では一番勉強する姿勢が整っているクラス。といっても、最近まじめなS君は今日は遅刻してきた上にマンガ読んでたし、いつも穏やかなK君は、今日はなんだかちょっと機嫌が悪く・・・。頼みの綱が二人ともダメだったので、普段おとなしい子たちに頼った1時間になりました。

今日はこのクラスは二重目的語の文をやりました。
He gave me a present.
とか、
I bought him a book.
とかそういうやつ。

具体的なもののやり取りだけではなくて、例えば
Bob found Mary a job.
なんて文も一緒にやりました。

そして、目的語が「話し手」の場合には「〜してくれる」という日本語が相当するのに対し、「話し手以外」の時は「〜してあげる」になる場合があるということも合わせて言いました。「日本語では、『相手』が誰かということによって『〜くれる』『〜あげる』って分けるけど、英語にはそう言う区別はないし、逆に日本語を英語にするときに『〜くれる』とか『〜あげる』に当たる英単語というのはないんだよ」・・・って説明は少しくどかったのかな。説明になるととたんにみんなの視線が下になってしまうんですよね。5、6人は顔をあげて聞いてくれてましたが。顔を上げてるから聞いてるとも限らないんですけどね。

ということであまり説明はくどくどしないでそのくらいでやめ、あとはたくさん問題をやりました。単語がばらばらに並べてあるものを、日本語に合うように並べ替える問題。これは、「え?」って思うほどみんな真剣にやっててビックリ。やっぱり分かるとやるんだな。面倒くさそうにしてる子は、そばに行って「ほれ、この問題やってみ。どういう順番になる?」と試しに聞いてみると、

「最初はー・・・John」「次は?」「・・・」「次は動詞がくるんだよ」「じゃあsent?」「そうそう。次は?送る相手だよ」「じゃあSally」「そうそう。次は送るもの」「じゃあこれ。これなんて読むの?」なんて感じで乗ってきてくれる。

一問できたら「おー、できたじゃん。じゃ次は?」と聞いて行くと、知らないうちに全部終わってました(^^)ははは、ひっかかったな。

こういう子は、一対一だとすごく良くやります。そしてちょっとしたことでひっかかってたり、ちょっと書くのが面倒なだけで、本当はできる。でもこういうことを必要としている子がクラスに一人だけならこうやってできる日もあるけど、クラスに何人も何人もいるんですよね。あるクラスなんて、たぶんクラスのほとんどがこういう子で占められている。そういうとき、1クラスの人数がもっと少なかったらな・・・と思います。30人なんて多すぎます。

マンガも楽しい、おしゃべりも楽しい・・・でも、英語の時間は英語やろうかな・・・という雰囲気が作れるといいなと思います。残念ながらまだできていません。勉強が苦手で来ている子が多いうちの高校でそれができたら本物だ、と思っています。

※写真は春の芦ノ湖。もういい加減、箱根の写真はやめようよ、と自分でも思います。
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by blogbebe | 2004-06-23 21:17 |
2004年 06月 21日 |
a0027280_1681.jpg東京の外は今、雨がすごい降りになっています。こんな日に代休なんて本当にラッキー。もし朝がこんなで、そして仕事に行かなくてはならないとしたら・・・と考えると「もしかして私って運がいいかも」とさえ思えます。お仕事に行っている人たち、ごくろうさまですm(_ _)m

さて、この写真はちょうど1年前のものです。大学院のそばにあるものすごく古いコピー屋さんのネコ。そこは喫茶店も兼ねていましたが、店の中は本やら紙やらが散乱しており、しかも机もいすも古くてホコリだらけ。誰かがコーヒーを飲んでいるところなんて見たことありませんでした。そんなあまりきれいとは言えないところでしたが、ネコが2匹いていつもきもちよさそうに寝ているのでよく行きました。「本一冊全部コピー」なんてのもやってくれて、700円余分に払うと製本までしてくれる。手に入らない洋書なんかは本当に助かりました。夏には「かき氷」ののれんが下がったので、一度は食べたいと思ってたのですがね。今度行ってみようかな。

さてさて。

今日はお休みだから、1日、何してすごそうかな♪ワクワク♪と考えていたのですが、朝、急に思い立って、久しぶりに新宿の紀伊国屋本店に行ってきました。少なくとも1年以上は行ってませんでした。1時間と少しいましたが、2冊買い、あと欲しかった4冊はアマゾンで安かったら買おうと思ってメモって来ました(メモるって今でも言いますかね?)。

一冊は "English for Everyday Activities" by Lawrence J Zwier(誰だろう?)これはまあ衝動買いですね。日常生活、例えば「起きてから着替えるまで」とか「朝食を作る」とか、「手紙を書く」「車のタイヤを取り替える」なんてのもありましたが、身の回りの生活の様々な表現が絵とともに英語で書かれています。なんかすごく新鮮だったのと、絵がかわいかったのと、「おぉ、これを使えば良かった」という例文を一個発見したので買ってしまいました。1780円。

その例文とは、"Blushing Your Teeth"の項目の中にあった次のような文です。

Jerry runs some water over her toothbrush.

runは「水が流れる」という自動詞で使われることは知ってましたが、このように他動詞で使われることもあるなんて、お恥ずかしながら知りませんでした・・・^^;
runは普通「走る」というのが一番普通なのに、後ろに目的語を取るとこういう意味にも使える、というすばらしい例になったのに。しかもこれは移動を表すというわけでもないので、この前のライオンの文よりも訳に困らないし。うーん。来年はこれを使おう。

もう一冊は "The English Language~ A Historical Introduction"という本。Charles Barber著。まだ初めの方しか読んでませんが、これはなかなか面白い。初めの方は「言葉とは何か」ということで、語についてとか文法についてとかがとても分かりやすくまとめられているし、途中からは英語の歴史的な発達について書かれているようです。

そこに書いてあったのですが、スウェーデン語では dogはhund、the dogはhundenになるんですね。冠詞が語尾変化で表されるという言語もあるのかーと思いました。あとは、英語圏でもウエールズではVSOの語順であるとか。うーん、面白いです。

そうそう、メモってきたものの中に、Copulasという題名の本があります!去年出版されたみたいなんですが、ハードカバーしか置いてなくて、17000円もしたんですよね。ペーパーバックになるのを待つか、図書館で借りるか。あるかな。夏休みに借りて、例のコピー屋さんで「全コピー」してもらおうかな。考え中です。これは面白そうでした。きっとbeのことが少しわかるようになるんじゃないかと思ってます。
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by blogbebe | 2004-06-21 16:09 |
2004年 06月 20日 |
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台風接近により、風がすごく強い・・・暑いから窓を開けたいのだけど、あけたら大変なことになるので、窓は少しだけあけて扇風機をかけています。何かもったいない。

今日は6月20日。うちの学校は再来週の金曜日から試験なので、もうあと先に進めるのは2時間くらいしかありません。コマ数としてはあと3時間か4時間あるのですが、最後の時間は「テスト対策プリント」っていうのをやらせるつもりなので、実質あと2コマか3コマということになるのです。

「テスト対策プリント」は、前の学校に勤めているときに始めてしまったものです。テスト範囲の部分をまとめて問題にして、こんな感じでテスト問題を作るよ、というもの。

あぁ、今書いていても胸くそ悪くなってくる(言葉遣い悪くてすいません^^;;)くらい、こういうの嫌いなんですよね。だって、授業を聞いて、どういう問題が出るのか考えることだってすごく大切なことだし、それを自分で予想したりする力だって本当は養って行かなくてはならないんです。自慢じゃないけど私だって高校生のときはこういうのは自分で作ったんだ!!

でも、前の学校で「どういう問題がでるの」とか「どうやって勉強したらいいの」とかすごく聞かれたので、じゃあ初めだけ作ってあげる、と言って作ってしまい、それから毎回作るはめになってしまったんです。「もうそんなものは作らない」と宣言してしまえば良かったんですが、そうすると今度は全く勉強しない子がたくさん出てしまう。学校をあげてそういう方針で取り組めばいいのかもしれないんですが、前の学校は受験校ではなく、中堅校くらいのレベルだったので、他の教科の先生もそこまで腹はくくれない。そうすると、勉強しやすい教科ばかり勉強して、対策プリントも出さないような教科は勉強しない、ということが起きてしまうのです。

この辺が、中堅校以下の公立のダメなところ。っていうか、教員の異動があることの悪い弊害だと思います。「自分はこの学校に骨を埋める」という覚悟がまず足りなくなってしまいます。だって、なんか改革しようとしたって、その改革が実現される頃にはそこを去らなくてはならないんだもの。次に異動してくる方が、そう言うのがいいと思うかどうか分からないし。自ずと、無難に、無難に、って感じになってしまいます。

話は少しそれてしまいましたが、今の学校ではその前の学校とは違う事情があります。それは、「試験前にも勉強しない」ということです!!!その上、下手すると、試験中も寝ています!!!!!!試験にこないとそれは「欠時」にカウントされるし、完全に0点になってしまうから、一応、来ることは来ます。でも、ちょろっと書いただけで熟睡しちゃう子が何人かはいるんですよね。初めは驚きましたが、現実です。あとは、試験中のおしゃべりとか。「試験中にしゃべったらそれはカンニングだよ」というんですが、本人たちはカンニングしようなんて気はさらさらないんです。単に退屈だからしゃべりたいだけ。「カンニングしようとするくらいのやる気が欲しいよね・・」と職員室ではよく話してます。

そんな感じなんで、対策プリントをやらせる=これまでのまとめをやる、ということになるのです。しかも、前の学校では一応そのプリントを配れば自分で答えくらいはノートから探して書き込んだりはしてましたが、ここではそれは無理。つまり、最後の時間はそのプリントを配って、答えを黒板に書き、答えを写させながら覚えさせる、ということも目標になります。

でも、先ほども書いたように試験前にもかかわらず、家ではもちろん、学校でも勉強しない子が多いので、その最後の授業の次の日に試験があれば効果大!なのですが、あいにく今回は英語は最終日なので、おそらくその日までにはその対策プリントの内容は忘れてしまっているだろうし、しかも5日目なんてもうきっとほとんどやる気も失せていると思われ、さらにきっと暑いので、ダメダメだろうな(> <)

その対策としては「試験の前の日に補習をする」ということなんですが・・・どうしようかな。今、考え中です。

そうまでして勉強させる意味があるんだろうか。この子たちにはそれはすごく酷なんじゃないだろうか。と悩み始めると止まりません。だって、誰でも自分にとって必要なものは手に入れようとすると思うんですよね。そうまでしてお膳立てしてやる必要があるのだろうか。彼らがやらないのは、自分たちには必要ないと思っているからではないのか。

でも、いい点取ったり、授業中当てて答えられたりすると、「オレ、すごい?」と言ったり「オー、できた!」と言って目を輝かせることも事実。自信がないから、これ以上傷つきたくないからやらないだけで、そこで「やればできる」「分かれば楽しい」ということの実感が持てれば変わるんじゃないか、という気持ちも捨てきれないのです。

あと2時間。少しでも心に残る時間が作れるといいです。そして、「今回はちょっと勉強してみようかな」という子が一人でも出てくれたら、こんなに嬉しいことはないですね。

※写真は再び星の王子様ミュージアム@箱根。自然の中の美術館はそれだけですてきです。
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by blogbebe | 2004-06-20 11:25 |
2004年 06月 18日 |
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ワイヤープランツの鉢に頭をつっこんでくつろいでいるうちのネコです。ワイヤープランツは小さな丸い葉っぱがたくさんついていてとてもかわいいのですが、ネコがむしり取ってこんなに枝ばかりになってしまいました(> <)

今日は4コマ入っている、なかなかハードな1日でした。しかも明日は授業公開の日で土曜日なのに出勤で、うううーー(涙)。でもその分、月曜日が休みなので嬉しいです♪みんなが働いているときに休み、ってすごい嬉しいです〜(^^)お天気はあまりよくなさそうですが・・・。

うちの学校は、工業高校なので英語にはあまり力を入れておらず、週に2時間ずつしかないことは前に書いたと思いますが、その中に火曜日の1時間目と金曜日の6時間目という、すごく条件の悪い組み合わせのクラスがあります。しかもその6時間目の方は体育のあとで、もうなんか「寝てください」と言わんばかりの時間割・・

でも今日はそのクラスはプールだったのにそんなに気温も高くなかったことが良かったのか、妙に頭が冴えて授業に反応してくれる子が多くて、いつもよりもなかなか集中した良い授業ができました。

The trainer jumped the lion through the hoop.の文。

意味は分かったようなのですが、いい日本語になかなかならない。私もうまくできなくて、仕方なく「調教師は、ライオンを輪を通り抜けてジャンプさせた」と書いたら、「それは変だよ」「調教師が輪を通り抜けたの?」「通り抜けてからジャンプさせたの?」と次々抗議され、うーん、じゃあどうしたらいいの?といったら体の大きなI君が「調教師はライオンをジャンプさせて輪を通り抜けさせた」と言ってくれました。

そうだ。忘れていた。私は述語動詞を文の最後に持ってくることばかりに気を取られ、認知言語学の中では有名な議論の一つなのですが、Talmyという人が言っていることを忘れていた・・と反省。

Talmyの論をごく簡単に説明すると、例えばThe ball rolled in.という移動を表す文があったとき、英語は前置詞がボールの最終地点を決める言語であるのに対し、これに対する日本語の訳は「ボールは転がって入って行った」になり、最終地点は動詞で表さなくてはならない言語である、ということである。

先ほどのライオンの文も、ジャンプさせて輪をくぐり抜けさせるのだから、日本語ではやはり動詞で訳さなくてはならないのですよね。

それを考えると、いくら「本来は目的語を取らない動詞でも目的語を取ることがある」という例だとは言っても、ここにこの文を入れてよかったのだろうかということは再考に値します。。

また、別のクラスでの話ですが、I like you.とかHe fears snakes.のように、目的語を日本語では「〜を」で訳さずに「〜が」で訳すこともある、ということを言ったら、I melted the ice.という文を「私はアイスが溶けた」と訳した子が出てしまいました。やっぱり日本語訳は置いておいて、英語での語と語の関係を徹底的に考えさせて行くようにまとめないと、こういう間違いが出てきてしまうんだろうな、と思いました。

ま、でもこの子はその問題を解く前、うとうとしていたのできっと説明をあんまり聞いてなかったんだろうと思います。

しかし、いずれにしても1クラス30人とかはすごく多いですね。せめて半分だったらもっと一人一人がどんどん質問できたり答えられたりするし、生き生きすると思うのですが。。教育って大切だと思うので、もう少しそちらにお金を配分してほしいものです。
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by blogbebe | 2004-06-18 23:00 |
2004年 06月 17日 |
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うちの前に、大家さんの大きな家があり、そこに大きな松の木があります。うちのネコはそこに時々のぼって下を見下ろしています。いつもというわけではなく、たまに、なんですよね。面白いです。

さて。

今日は3つのクラスで主語と述語の復習をしたあと、目的語が入った文にうつりました。(しかし主語述語の復習に授業の半分くらい取られました・・^^;ほぼ一週間前の授業なんて覚えてませんよね。週に2コマだとそういうことになります。復習なんてするわけないんですからね。)

目的語、という呼び方はちょっと日本語の「目的」とは違うので(日本語で「目的」といったら、「目的のない旅」と言うときの「目的」という意味が普通の意味なのに、「目的語」は、動作を受ける対象という意味だから少しずれるのですよね)、少し変えた方がいいようには思いますが、それでもこの呼び名が定着しているので使いました。

動詞の直後に名詞があったら、それはその動作を受ける「受け手」になります。その、動作をする側が主語でされる側が目的語になる、ということを押さえさせた上で、日本語ではそれは「〜を」を付けて表すことが多いけれども、I like you.や、He fears snakes.のように「〜が」をつけることもあるということでまとめをしました。

その後、いくつか単語を与えて並べ替えの練習問題をやったあと、少し応用として、英語はこの構文を利用して、普通は自動詞としてしか使わない動詞がこの構文に入れば他動詞として働くこともあり得る、ということをやりました。あまり好ましくない文だと件の外国人講師の先生には言われたのですが、とある論文で取り上げられているような次の文です。

The trainer jumped the lion through the hoop.

これはサーカスのような場面ですね。trainer, through the hoopなどの語句の意味を与え、「どういう意味になると思う?日本語にしてみて?」といったら、なかなかみんな苦戦していましたが、「ジャンプするのはライオンで、それは調教師の指示によるものだ」という構造はすぐ分かったようでした。「ジャンプするのは誰?」と聞いたら「ライオン!」と何人もの子が答えましたから・・

でも、もしかしたら、日本語は語と語の意味関係をその意味内容で考える傾向のある言語である、という研究があるのですが、そのことがこの文の解釈に影響を与えたかもしれないという恐れもあります。

その研究によれば、英語のように語順で意味関係を取る言語の話し手の子供は、初めての文を聞いたときにその意味を語順でとらえようとするのに対し、日本語のように助詞などを使って語と語の関係を理解する言語の話し手の子供はその文の意味を語の意味で考えようとする、という結果の出た実験です。(実際は日本語ではなくどこか他の言語の実験でしたが。でも日本語と同じように語順では意味が決まらない言語で、そのような結果でした。)

調教師、ライオン、飛ぶ、と来たら、語順がどうあれ、調教師がライオンを飛ばせたと考えるのかもしれません。それを修正するにはもう少し例文が必要だったのかもしれません。でも、次の時間には二重目的語構文に入りたいし、その次には「場所」「時」を表す句に入りたかったのでまた少し焦ったかも。

でも、I melted the ice.は「私は氷を溶かした」だけど、The ice melted.は「氷を溶かした」という訳じゃなくて「氷が溶けた」になるんだ、ということは少し分かったと思います。単語の意味はただ一つに決まっているのではなく、周りの環境によって様々に変化しうるのだということが少しずつでも分かってくれるといいなと思っています。

・・・でも、今日は6時間目の授業は苦戦しました〜。やっぱり6時間目はきついです。集中している子が少なくてだいぶへこみました。うまく授業に入って来れるような面白い話とか、つかみの話題とかができるといいのかもしれないですが・・・中味が薄っぺらいのはいやですが、それなりのカリスマ性というのは欲しいものです。
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by blogbebe | 2004-06-17 22:04 |
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