高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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2004年 12月 31日 |
気が向いて、おせち料理なんぞ作っているところです。・・・と言っても、お煮しめ(根菜類が好きなので)と紅白なます(縁起がよさそうなので)とエビを煮たもの(有頭エビがあるとなんとなく立派に見えるかな〜?)しか作る予定はないのですが。あとはカズノコとかまぼこは買ってあるので、それらしくはなると思います〜。

あとは明日の朝のお雑煮!お雑煮って大好きなんだけど、なんとなくお正月の特別の食べ物という感じがしているので日頃は食べませんよね。でも明日は食べられる!!嬉しい(^^)

ただ食い意地が張っているだけな感じですが・・(^^;;

先日は堀ちえみがなぜかNHKの「おしゃれ工房」(でしたっけ?)に出ていて、池坊の先生とお正月のお花をいけていたりして、それを見ながら私もやってみたい!!と思ったわけですが、それは結局、昨日の花屋さんのあまりの混み方にもういい加減いやになって帰ってきてしまったので断念。。

今年は久しぶりに4月から復職したわけですが、仕事そのものにはすぐ体が戻ったものの、年のせいなのかはたまた実際に現実がそうなっているからなのか、生徒たちと自分自身がだいぶ離れてしまっているような気もちに何度も陥り、ため息をつくこともしばしばでした。昔はもっと自然に生徒の気持ちがわかったような気がしていたのに。。

でもそういえば、教師になりたての頃、「若いということはそれだけで武器なのよ」と当時の先輩の先生に言われたものですが、そのときはそんなことは全く感じず、「早くその先生のようなベテランになりたい」と思うだけだったのが、今、近くで若い先生と生徒たちが楽しそうに談笑しているのを見るにつけて、あぁ、あのときに言われたことはこういうことだったのか、と思い出します。

でも自分自身がもし生徒だったら・・ということを考えると、必ずしも年の近い、話のわかる先生を求めているわけではないということは確かです。そういう先生ももちろんいた方が楽しいとは思うけれども、人間に対する洞察が深かったり、または教科について思いもよらなかったような世界を見せてくれたり、そういう先生に出会いたいと思います。

しかし、考えることというのは変わって行くものですね。昔はやっぱり生徒と仲良くなりたいというのが第一に来ていたような気がしますが、今でももちろんそれは大切なことだと思いつつも、もっと違う関係を作りたいという気持ちの方が強くなってきています。そこに必ずしも「仲がいいこと」というのは含まれていないかもしれない。

2学期はとても長く、やはりその疲れがあったのでしょうか。やっと風邪が抜けてきたし、ブログも少し書けるかな、という感じになっては来たものの、まだ教科のことを考えるのはもう少し休んでからにしたい、という状態です。

それもあって今日はおせちなんぞ作ってみたりしているわけですが(だいたいこういう行動は何かの「反動」であることが多いので・・^^;;)、今日は午後は借りてきたビデオ(ウォルター少年)を見て、それを返しに行きがてら(明日の朝4時までに返さないといけない!!)年越しそばを食べに外に出る予定です。

ブログを始めて半年。初めは、勉強をしなくならないために始めたのだけれども、次第に完全に「授業日記」になってしまって・・。でもいろいろな方からコメントをいただいて、それは本当にありがたく嬉しかったです。いつまで続くかわかりませんが、来年もどうぞよろしくお願い致します。
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by blogbebe | 2004-12-31 11:49 |
2004年 12月 28日 |
今日はどうせ仕事納めの日なので夫も遅いし、映画鑑賞にはもってこいと思い、夕方、遊びにきていた友人を駅まで送りがてらレンタルビデオショップにて借りて参りました、「フルモンティ」

いやあ、なかなか面白かった!ドラマチックではないし、驚いたりするような展開ではないけれども、淡々と、しかし時折ニヤッと、たまにほろっとさせられる場面もあり、観て良かったなと思える映画でした。

しかしこれを教材に・・というとちょっと考えてしまう。なぜならやはりイギリス英語バリバリなので聞き取りづらいこと。どうせ聞き取れないといっても(失礼だな)やはり耳慣れているのはアメリカ英語。アメリカ英語なら聞き取れる単語でもイギリスになっちゃうとダメ〜になるのではないかという心配がある。

それからこれのどこをどう教材にするかということになると、やはりいくらDVDで英語字幕があると言っても、ハンドアウトにするまでがちょっと大変。。もちろんその手間こそ教材準備ではあるのだけど、事務作業はなるべく押さえたい。他のことに時間を使いたい。ということで、なるべくならセリフ集のようなものが出ているものがいい。・・とまあこれは具体的にどうしようかと考えてみて初めて思ったことなんですが。(今まで考えなかったことが浅はか)

ということで思い立ってスクリーンプレイ出版のHPをのぞいてみたら、なんとこの12月に発売される新しいのがあるようだ。これ、知らなかったけど結構いい映画みたい。「ウォルター少年と、夏の休日」

ということで明日早速フルモンティを返し、この映画を借りてきてみようと思っています。109分、、ちょっと長いな。でも本当に良かったら頑張ってやるぞ。レベルは中級だけど・・でも全部聞き取るわけじゃないからあまり関係ない。

初級には「スタンドバイミー」があり、これは学校にDVDもあるし、テーマも「少年」がメインだし、時間も88分であまりにも適度なんだけど、単調で面白くないと生徒が言うんだもんな。。しかし、アマゾンのカスタマーレビューを読んでいたら、「20代になってから、既に失われた少年時代の懐かしい気持ちを思い出すのにふさわしいけれども、中学生の頃観て全然面白さがわからなかった」というようなことを書いている方がいた。・・・確かにそうなのかもしれないな、と納得。

言語学の勉強はすっかりおろそかになっている今日この頃・・映画漬けもたまには悪くないですね(^^)・・と言い訳しつつ。
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by blogbebe | 2004-12-28 22:21 |
2004年 12月 28日 |
a0027280_9441922.jpgなんだかすっかり休暇モードで、風邪もまだ治っていないせいもあり、毎日軽い小説を読んだりネットゲームをしたり、ダラダラと時間を過ごしております。

映画を探すくらいはやらなきゃ、と、先日「ジュマンジ」を観ました。ロビン・ウイリアムズ。この人の映画は好きだし、かなり話題になったという話だったのですが、やはり結構面白かった。初めちょっと怖いかなと思ったけれどもそうでもなく、途中からは笑える。最後は少しジーンとする場面もあって、なかなか良いかもしれないという結論。時間も103分とちょうどいい。でも私的にはちょっと飽きるかな。生徒はどうだろうか。笑えるから許してくれるかもしれないけれども・・。まあ英語の勉強なんだから、内容は二の次なんですけどね。でもちょっと英語が聞き取りにくいかもしれないという難点はあり。

フルモンティを奨めていただいたのでそれはどうかと思ったのですが、まだ私は観てはいないのですが、たくさん映画を観ている夫によれば「キミの学校の生徒さんたちには、あの映画の笑いはちょっと難しいのではないか」という意見。爆笑、というよりは「クスッ」という感じの笑いとか?せっかくなので観てみようとは思っていますが、もし本当に「クスッ」だと難しいかも。。100分行かないし、時間的にはいい感じだし、内容も面白そうなのですが・・。

また観たら感想書きます。

しかし、終業式に休んでしまうという不覚。その後も結局体調がすぐれないために休暇を取ってしまい、年内はもう学校には行かない予定。2年生の授業の準備は年明けだなあ。。また自転車操業になる予感。それを考えただけで疲れてしまう。楽しみ、というのではなく「疲れる」というのが、まだ体調が万全でない証拠か。

とはいえ、遊びの予定はぼちぼち入れていて、おとといの日曜日も義理姉宅にクリスマスパーティーでお邪魔しました。写真は義理姉作のクリスマスケーキ。義理姉はお料理も上手だし、ケーキは本当にプロ級。カワイイ甥っ子と姪っ子の良きお母さんで、私の憧れであります(^^)・・・でも子どもって本当にかわいいけど本当に大変。甥っ子なんて日曜日、ずっと「ロケット、バーン!!」で(意味不明。お笑いの誰でしたっけ?「パラグライダー」みたいに跳ねる。。)家に帰ってきてからちょっと頭痛がいたしました(^^;;
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by blogbebe | 2004-12-28 09:46 |
2004年 12月 25日 |
a0027280_22244291.jpg写真は、大好きなふわふわを手にしてご満悦のべべこです(^^)

この家に来てからやはりあまり外に出たがらないために、運動不足になるだろうと一緒に遊んであげることが多いのですが、一番燃えるのがこの「ふわふわ」と、ただの「ひも」。一緒にしたらもっと喜ぶかと思ったけどそれはそうでもなかった。ふわふわにはひとりで飛びかかったりして遊んでいます(*^_^*)

さて、今日も風邪でほとんど何もできませんでした。。昨日は終業式で面談もたくさん入っていたのに、お休みしてしまったし。昨日はもう起き上がれないのではないかと思うほど良く寝ました。薬のせいですが。

でもおかげで今日はだいぶ良くなりましたが、それでも買い物にちょっと行ったのと、あとは洗濯で終了。全くクリスマスだというのに。一応、食事はちょっと豪華にしましたが。ケーキはクリスマスケーキが結局食べられなくて(予約しようと思ったらもう締め切りと言われた・・)ちょっと不満が残ると思いきや、普通のケーキがおいしかったので満足☆

全然、授業日記でも勉強の記録でもなくて、失礼致しました。

あ、でも新しい本は買いました。まだ少ししか読んでないけど。「談話言語学—日本語のディスコースを創造する構成・レトリック・ストラテジーの研究」メイナード泉子・著


しかし本当に勉強量が減っています。引っ越しの片付けが楽しくてそっちに気が取られている。けじめを付けなくてはなりませぬ。。
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by blogbebe | 2004-12-25 22:24 |
2004年 12月 23日 |
a0027280_21204846.jpg
昨日の夜からとうとう風邪を引いたのか熱っぽく、休日だったのでありがたく今日は一日ゴロゴロしていました。やはり学期が終わるころになると、精神的にも肉体的にも、ふーっと力が抜けます。ここから少し充電しないと、また3学期に戦えない。明日もまだ終業式が残っているけれど、少し力を抜いてしばしのお休みをのんびり過ごしたいと思っています。

写真は、床暖がすっかりお気に入りのべべこ。思えば前のボロアパートの頃は、この寒い時期にはスカパーのチューナーの上とか、パソコンのモデムの上、など「せまいけど暖かい場所」に自分の体を押し込めていたのですが、今はリビング全体がまあ言ってみればモデムの上のようなもの。体の力を全部抜いて寝そべっております。

私も今日は実はべべこと一緒に床の上で4時間も昼寝!!おかげで熱は引きましたが、床暖もときどきは「低温やけど」をすることもあるとのこと・・気をつけなくてはなりませぬ。

しかし、せっかくの床暖つきのフローリングのリビングも、昼寝に使っているなんて・・ボロアパートの貧乏暮らしがなかなか抜けないのか、「ステキな暮らし」にはまだほど遠いようです(- -;;
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by blogbebe | 2004-12-23 21:19 |
2004年 12月 22日 |
・2組Oくん。今日、他の先生に職員室に呼ばれていた。私の顔を見ると、「あっ」と言って片手を上げる。「面接って何やるの?」というので、「3学期どうするか相談するだけだよ」と言うと少し安心した様子。彼はあさってなんだけど、今日は早めに時間が空いたから今日やっちゃおうか、と言うと、オレ等はまた教室で遊んでるから呼びにきてよ、という。わかった、これから会議だから終わったら行くね、と言っておく。ついでにUくんとHくんにも言っておいて、というとわかった、と言ってくれた。

「1学期から比べて少しずつ上がってるけど、まだちょっと足りなかったから今回は1をつけたけど、このまま上がって行けば大丈夫だから」と言ったら、「試験の直前にプリントを見直さなかったからなー」と反省している。「3学期は、2学期みたいに放課後残って一緒に勉強するか、または授業の後、宿題を出してあげるからそれを家でやってくるか、または一人でやるか、どれにする?」と聞くと、「宿題を出されてもわからないから一緒にやる」というので、また2学期に引き続き補習をやることに決定。他にも何人か補習希望の子がいるので、3学期は毎日放課後は補習になりそうだ。

・2組、Uくん。彼は一度だけ2学期も一緒に勉強したけれども、結局その後は続かなかった子。今回も点数があまりにも低いので(中間・期末とも10点台)1をつけたのだけど、「英語は苦手だ、苦手だ」とずっと言っているので、「いや、あなたは一回一緒に勉強したけど、覚える練習が足りなかっただけでちゃんとコツコツやれば絶対に上がるから大丈夫!」と言ったらちょっと元気取り戻し、宿題はやはりつらいので一緒にやりたい、と言う。Oくんと一緒で良いというので、心の中で「ありがたい・・」と思いつつ、じゃあ週に1回くらい、やろうね、と約束。「2学期はやろうっていっても『今日はダメ』とか言ってたから・・」と言ったら「やるよ、やるよ、3学期はやる」というので、じゃあ3学期ね。と言って面談はほんの5分で終了。

・問題はやはり2組のHくん。彼は日本語で疑問詞の穴埋めをさせようとおもってもできない子。でも理科の先生に聞いたら、期末テストは44点も取っている。「どうしてそんなに取らせられるんですか」と聞いたら、「前の日に全く同じ問題をやらせるんだ」と言う。「英語だったら、appleと書いて『リンゴ』と書かせる問題を出さなきゃダメ。『リンゴ』でappleは書けないし、それがpineappleじゃダメなんだよ」という含蓄のある(笑)お言葉。「ウーン、そうか。今回は記号問題も一問も出さなかったですからねー」と言ったら「鬼!」と言われた(^^;;

彼は冬休みは郵便局のアルバイトをするので、冬休みの宿題は出さないでくれ、という。私はもともとそんなもの出すつもりはなかったので、いやいや、3学期にどうするかという相談をしたいのだ、と言ったら、彼は宿題を選択した。毎時間授業の後に宿題を出すので、それをやってきて次の日に私に提出するというもの。ふふふ。ちゃんとできるのかいな。でも、やるといったからにはやってもらおう。そしてそれが1学期間、ちゃんとできたらたとえ点数に最終的に表れなくても1はつけないでおきたいとは考えているのだけどな。そこまでは言わなかったけれども。

・放課後の補習は今のところこの2組のOくん、Uくん、それから同じく2組のTさん、4組のKくん、5組のAくん。最初の二人は一緒でいいと言っているけど、後の3人はみんなバラバラがいいと言っている。。。これで放課後、本が読めなくなった・・(ToT)・・でも、彼らに直接教えることは必ず私のためにもなると思っている。彼らがどこでひっかかっているのか。それはなぜひっかかるのか。日本語の何かがそうさせているのか。そうではないとしたら何が原因なのか。

「教えながら、生徒を使って実験しているのだと考えればいいんですよ」と、実は教師になりたての頃、大学の就職課の先生に言われた。そのときは何を言われているのかわからなかったし、生徒を使って実験をするなんて・・・!!と思っていたけど、確かに言葉は悪いけれども、今の感覚はそれに近い。どこでひっかかっているのかということやその原因を探るのはとても興味深いことだ。そのためにはできない子を教える方が良いという面もある。

・今日も何人か面談をしたけど、すっぽかした子もやはり何人も。あさってが終業式なのでなんとか1をつけた子全員と少しでも話ができるといいのだけど・・。
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by blogbebe | 2004-12-22 22:41 |
2004年 12月 21日 |
今日は午後から成績会議。毎日授業があったため、資料作りが非常に大変だった担任の先生方の疲れた顔を見ながらの会議であった。

他の学年、特に1年生にはやはり「1」が続出。2学期というのはどの学年もやはりダレる学期なのだ。そして、生徒に対する期待値が高いほど、3学期は頑張って欲しいという気持ちを込めて「1」をつける。そういう気持ちで1をつけている先生は私の他にもたくさんいらした(もちろん、1しかつけられないという場合もあるけど・・)。

1年生は、進級があぶない子たちや、欠時が規定値を超えてしまってもう進級ができないことが確定したものなど、様々な子たちがたくさんいた。そんな子たちにゆっくり面接をしたり補習をしたりしたいのに、授業が普通に入っていてしかも成績処理がバンバン入ってくるような現在のシステムではどうしようもない、生徒のことが一人一人ゆっくり見られない、という担任の先生たちからの苦しい意見がたくさん出された。

東京都教育委員会は、一律に「試験後も普通に授業をせよ」というきまりを押し付けてくる。でももっと学校の現状を知って欲しい。そして本当にこの子たちにそれが必要なのか、きちんと判断してからシステムを決めて欲しい。

私たちはどうでもいい。犠牲になるのはいつも生徒なのだ。それがどうしても耐えられない。どうしてこういう声が上に届かないのか、不思議で仕方がない。何を守りたいんだろうか。
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by blogbebe | 2004-12-21 23:21 |
2004年 12月 20日 |
今日は放課後、あるクラスの5人の生徒を呼び出していた。一人ずつ話をきいて、3学期にどうやって成績を回復しようか相談しようと思っていた。金曜日に一人ずつ名前の入った呼び出しカードを作り、担任の先生に渡してもらっていた。

が、一人も来なかった・・

こんなことは初めてだ。一人くらい来たっていいのに。おそらく、今日もう一度確認の呼び出しカードを渡すべきだったのだ。「金曜日に渡したんでしょ?それは無理だよ、来るわけないよ」とある先生にも言われた。土日をはさんで覚えているわけがない、と。

反抗しているわけではない。その先生が言う通り、単に忘れているだけなのだと思う。となりの席に座っている国語の先生にその話をしたら、彼女も試験の後に国語のファイルを提出するようにと試験前に言っておいたのに、クラス28人中、持ってきたのはたった1人だった、と言っていた。・・・たった1人。

私が英語のファイルを集めたときは、20人近く出していたと思う。それでも随分少ないのだけど。でもそれがなぜそれだけの人数集まったのかと言えば、試験をやっている最中に、質問はないかどうかと聞いて回るのだがそのときに段ボールの箱を持って行き、「ここに段ボールをおいておくから、試験が終わったらこの中に英語のファイルを提出して」と言って回ったからだ。

その場で指示したことは、できることならやる。でも、それを覚えておいて後でやる、ということができない子がとても多い。他に気を取られているのか覚えが悪いのか。。覚えが悪くても印象に残ることなら覚えているだろうし、ましてや成績のことで先生に呼び出されてこない、なんていうことはおよそ考えられることではない。少なくともこれまではなかった。

その、「無理だよ」と言った先生は、土曜日にクラブの試合があった。出場することになっていた生徒たち4人はその試合会場に来るには来て、受付をすませ、出場料を払うというところまではやったらしい。しかし、試合をやらずに帰ってしまったという。試合の時間になり、放送で呼び出しがあっても一向に生徒が現れないので、先生が生徒の携帯に電話をしたところ、帰る途中だったという。サボって帰ったとかそういう雰囲気でもなく、電話がかかってきたことに驚いた感じだったので、その先生も「とりあえず今日はいいから、月曜にミーティングをしよう」と言って電話を切り、2日間悩んだらしい。「私は、この学校の生徒のことがだいぶわかってきたと思っていたけど、まだ全然わかっていないということがわかった」とおっしゃっていた。

結局、今日ミーティングで聞いてみたら、試合会場で先生に会えなかったので受け付けはしたもののその後どうして良いのかわからず、帰ってしまったのだという。4人もいるのに、誰もどうしたらよいかと係りの人に聞くということもせず。「確かに試合はイヤだったのかもしれないけど、試合の日と時間を書いた紙は事前に渡しておいて、説明もしたんだよ」とその先生はおっしゃる。先生と生徒は現地集合だったのだろう。先生も受付に言ったら彼らがもう手続きを済ませているということを知って安心され、特に探しもしなかったようだ。

生徒の現状は、私が考えているよりもずっと深刻だな、と思った。

私との面接をすっぽかしたその5人に関してはしばらく放っておいて、向こうから思い出して話しかけてくるのを少し待ってみようと思う。
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by blogbebe | 2004-12-20 21:50 |
2004年 12月 19日 |
3年生の3学期は1月いっぱいでほとんど授業が終わる。2月の初めに卒業考査という、まあ名ばかりの試験があり、それで最後の評価が出る。

2学期の試験が終わって、数時間ずつの3年生の授業では、「チキンラン」という映画を見せた。これは前の学校に勤めているときに、当時一緒に授業をやってくれていたオーストラリア人のカッコいい若い先生が(しかも熱心で最高でした♪)、日本で公開される前のこの映画をどこからか手に入れてきてくれ、英会話の授業で見せ、とても評判が良かったものだ。ちょっとグロテスクな部分はあるが、でもこのニックパークのクレイアニメは私も大好きだし、今の学校でも大丈夫だろうと思っていた。時間的にも40分授業2コマでちょうど85分の映画だからOK!

でも結果は、楽しそうに見ていたのは半分くらいでした。

まあ、前に見せたのは自由選択の英会話の生徒たち、ほんの10数人だから、元々英語に興味があることとか、英語圏の文化に興味があったりするので評判が良かったのかもしれないのですが、必修で、しかも英語に興味がないのに見せても、楽しいと思うのは半分くらいなのかなという気はしましたが・・。

まあそれでそれを見せた後、3学期の授業で何をやりたいかということを少し聞いてみたら、それでも圧倒的に映画希望。一人だけ、教科書やワークブックをやりたいという子がいましたがあとは映画。「映画になったらやっぱりセリフとかをやるから、少し難しくなるかもよ」と言ったらちょっと引いていましたが、でもなんとか彼らがついてこられるように工夫して何か映画を探そうかと思っているところです。

でも私は音楽もそうだけど映画も実はあまり詳しくない。3年前に、Back to the Futureをやったときのことを考えると、セリフの意味などはやはり食いついてくる子はあまり多くなかったけれども、内容のわかりやすさやテーマの引きつけ度から言うと、これはピッタリだったと思う。しかしもうこれはさすがに古いし、何か新しいものでテーマもさほど難解ではなく(会話やセリフによって内容が展開して行くものは難しい)、英語もそれほど聞き取りにくくなく、そしてあまり長くなさ過ぎないもの。。何かないですかね。

夫に相談したら、「ダイハード」「フォレストガンプ」(←これは長い)などいくつか挙げてくれたのですが(強力に勧めていたのは「オースティンパワーズ」でしたが。。これはちょっと私には無理^^;;)・・ちなみに「スタンドバイミー」はダメ。退屈らしいです。ずっと話をしながら歩いて旅をする話だから単調みたい。好きな子はもちろんいるが、3年前にどこかのクラスで見せたとき、おしゃべりが多くて驚いた。

私は「ゴーストバスターズ」なんてどうかなあと思ったけど・・いずれにしてもちょっと古いですね。でも、あまりにも新しくて有名すぎても、もう見てる子が多いだろうからそれもつまらない。適度に古く、適度に有名ではなく、でも実は面白い・・って注文多すぎるか。

冬休みの間に何か探さなくては。
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by blogbebe | 2004-12-19 18:43 |
2004年 12月 18日 |
ここ数日間、成績のごちゃごちゃや(成績というより欠時の計算とか)、学期末のいろいろなプリントの作成(教務科という分掌にいるので、この一学期間にどんな行事があってそれはどの授業に何時間分に換算するかとか、ホームルームは何時間あったかとかそういうのを表にして担任に配ったりしなきゃいけない)とかいろいろでなんだか「もーイヤッッ!」という日が続いております。

そんなもん、いつ休んでいつ遅刻したかなんてどうでもいいじゃないか・・なんて頭をかすめたりするのですが、未成年のお子さんたちを預かっているためそう言うわけにもいかず。

で、その合間を縫って、成績が振るわなかった子たちをつかまえて面談しているわけですが、一対一で話をしてみると、成績が悪くて一番傷ついているのはこの子たち自身だなあということをヒシヒシと感じてしまいます。

もちろん、試験前にもバイトを入れたり、授業中にこっそりとマンガを読んだり寝たりして勉強しなかった自分が悪い。でも、それを話す彼らは、「あー、オレってダメだなあ」という顔をしている。こちらを責めたり(もっとわかりやすく教えてよ、とか言ったりは絶対にしない)することはなく、「覚えられない」「英語はわからない」「苦手」という言葉は言うが、困っているのは彼らだということがこちらには伝わってくる。わからない、という子はおそらく何がわからないかすらわからないので、途方に暮れるしかないのだろう。

私も身に覚えはある。私の場合は英語ではなく社会科。もうとにかく苦手だった。特に、歴史。世界史。いろいろな国がどんどん出てきて、戦争をし、勝ったり負けたり統治したり統治されたり移動したり・・その繰り返しにしか思えず、そのひとつひとつの区別がどうしてもつけられなかった。日本史はまだ国がひとつだから良かったけど、世界史たるやもうわけわからず。そして今になって思うことは、私はそこに「人間くささ」を感じることができなかったために区別ができなかったのだろう、ということ。「こことここが戦争しました。そしてこっちが勝ちました」ということしか授業では聞かなかった気がする(もっと話してくれたのかもしれないが覚えてない)ので、「あ、そう」としか思えなかったのだろう。

なんで戦争が起きたのか、そもそもなぜ人は人を支配したがるのか、どうしてその国では戦争をしなければならない状況に追い込まれていたのか、他の解決方法はなかったのか、そしてそこで暮らす人々はそれをどう受け止めていたのか、など、もしかしたらそんなことは自分で調べることなのかもしれないが、そこを抜きにして面白いと思えることがむしろわからない、ということか。

なんてこれは単なる言い訳にしか過ぎないのかもしれませんが。。(^^;;

だから「英語がわからない」と言われると私はものすごく敏感になる。何がわからないのだろう、どうしてわからないのだろう、何をしてあげればわかるようになるのだろう、といろいろ考える。この子たちが授業料を払い、私はそのお金で食べさせてもらっているのだ。そしてこの子たちの貴重な時間をとり、英語の授業をしている。わからせてあげられないというのはとても申し訳ない。成績で「1」をつけるというのは、彼らは「1」をつけられたと思うかもしれないけれども、同時に私も「1」なのである。

面接の中で、3学期に成績を回復させるにあたり、どうするかということを選ばせている。

ひとつは、わからないわけではなくて単に試験勉強をしなかっただけだからということで、自分でやる、ということ。もうひとつは、何をやっていいのかということがわからないから、毎時間、授業が終わった後に私がその時間内でやったことに関する宿題を出し、それを提出するということ。そしてもうひとつは、週に1度か2度、放課後残って一緒に勉強する、ということ。原因を聞いた後で相談してそれを決める。今回「1」をつけた子は、ちょっとここには書けないくらい多いので、これで回って行くのかどうかというのは実はちょっと心配なのだけどとりあえずやってみるつもりだ。
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by blogbebe | 2004-12-18 10:19 |
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