高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
blogbebe.exblog.jp
by blogbebe
Top
<   2005年 11月 ( 18 )   > この月の画像一覧
|
|
2005年 11月 26日 |
a0027280_13532815.jpg

a0027280_13532876.jpg

母が冬ソナのビデオを返せとうるさいので(笑)自転車で実家に行ってまいりました(^O^)
今日はお天気もまあまあよくて、そんなに寒くない、絶好の自転車日和♪
しかも実家に行くには遊歩道を15分くらい走るのですが、大好きな桜の紅葉がキレイで気分いい~。しかも写真のような鷺にも会えてなんだか素敵な秋の一日となりました☆
[PR]
by blogbebe | 2005-11-26 13:53 |
2005年 11月 26日 |
試験一週間前の最近になってやっと少しずつ自分の状態を意識する子等が増えてきた。もちろん、入学して初めからきちんとやっている子たちもたくさんいる。けどこれまで散々遊んできて騒ぎ、ここにきてまたやたらと心配して騒ぐ(結局ずっとウルサイ)子等もたくさんいる。その中でも「もういいや」と早くもあきらめ気味の者も何人かいて、その子等は「まだ大丈夫だよ、ほらこの問題やってごらん」と個別に声をかけても上の空。気持ちが入ってないと全然ダメなのだ。しかしやっぱり大半は気持ちはあるんだけど体がついていかない、勉強するという体勢ができてない子がほとんどで、「先生、オレ今日頑張るよ!」と授業のはじめに宣言しながら5分後にはもうマンガ読んでたりする。「あれ?頑張るんじゃなかったの?」と言うと、「あ!」と言ってマンガをしまうんだけど、また5分くらいすると読んでいる。…ウーン。不思議だ。というかそう言う子等はおそらくどんどん当てたり質問したりして具体的にやらせていけばいいんだけど、一対一じゃない。クラスには他の子もたくさんいる。で、他の子にもまんべんなく当てたりしてるともうダメなのだ。

先生たちの中には、そういう授業態度のヤツ等には試験前に聞きにきても教えない、とか言う先生もいる。まずは授業態度を正せ、と。私はいつも試験前に誰でも参加できる補習(というか勉強部屋みたいなもの)を提供しているんだけど、それにも「甘い」と思っている先生もいる。授業で聴いてないのに補習でなんとかしようなんて甘いんだ、という。

それはそうなんだけど、そしてそういうことを言われると私は「そうですよね」と笑って受け流してしまうんだけど、でも結局補習をする。甘いかもしれないけど、でも「勉強しようかな」と少しでも思えた時をきっかけにさせたい。それでできるようになって、授業態度も改まるかもしれない。それに、授業態度が悪いのは私の授業に魅力がないせいだ、ということはいつも思っているので、やっぱりあまり強く出られない。私は単にマンガに負けているだけなのだ。

この前私を精神的に痛めつけてくれたサル軍団は、かわいそうなことに中間テストがおわってから期末まで、たったの6時間しかない。他のクラスよりずっと少ないコマ数。あと2時間しかないから他のクラスでできたことは全部はできないんだけど、でも焦らずにちゃんと進められるようにしたい。

そういえばもうすぐ臨時だけど来年の担任人事が発表されるようだ。私はどうも入りそう。っていうかもともと覚悟してたんだけど。でも他のメンバーをきいたら、かなり良いメンバー!これならやっていけそう、っていうかむしろ楽しそう!異動できなくてもいいや〜と現金にも思っちょります(^▽^;)
[PR]
by blogbebe | 2005-11-26 09:15 |
2005年 11月 22日 |
今日のサル軍団は荒れていた。今日の、というより最近ちょっと荒れ気味なんだけど。

まずは留年生のSくん。一学期は「今年こそ」という思いが強く、授業中に非常にいいムードメーカーになってくれていたのが、2学期になってから超ペースダウン。授業中はマンガを読んでいるか携帯かゲームか、たまーにプリントを書くけど、あとは寝ている。

一学期に1を取ってしまったIくん。一学期は提出物もあまりよくなく、試験も赤点だったし読みのテストも受けにこなかったので1をつけたのだけど、2学期になってからそれが裏目に出てしまった。とにかく寝ているかマンガ。加えて、Nくんという落ち着きのない少年(彼はサルではない)とともにすぐにトイレに行く。遅刻する。など、ちょっとデビュー気味。しかし最近になって担任の先生にも注意され、ようやく授業にまた参加し出したのだけど、ちょっと出遅れてしまっていることと、急に勉強を再開したことに対する照れくささ(友達に対してと私に対して)もあって「英語つまんねー」と時々叫ぶ。「はっ?」と言ってにらむと、思い切り笑顔。そして構ってもらえたのが嬉しいのか「つまんねーつまんねー」と叫ぶ。そうすると回りの子が笑う。悪い雰囲気じゃないんだけど、こちらとしては気分が良くないし、それに限度を超えて続くので最後の方はかなり本気でムカつく。

しかし、1学期の間は後ろの方でよく音楽をコッソリ聴いたりして遊んでいたITくんやNMくんが最近では前の方に来てすごくやる気になっている。そして授業中に質問を投げかけると、1学期からずっとやる気で頑張っているKくんやUくん、TNくん等と一緒になって答えを我先にと叫ぶ。そう、「叫ぶ」がふさわしい。叫びたいらしい。(ある先生によれば、きっと授業中に答えられるのが嬉しいんじゃないか、ということなのだが…。)しかし同時に後ろの方でワーワー騒いでいるサルたちもいる。そうすると教室はどうなっているかっていうと、後ろの方はおしゃべりでワーワー、前の方は答えを叫んでワーワーって感じで、とにかくやかましい!そして私はどうしていいかわからない。っていうか後ろを注意しつつ、前の方の子たちの答えを拾って黒板にまとめないといけない。後ろの方も当てればやるかと思って当ててみたりするんだけど、そもそもウルサイから質問が聞こえなくて「何?」とか言ってる間に前の方の子等がまた当てられてもいないのに答えを叫ぶ。

あぁ…。

その上、このサル軍団は中間テストが終わってから授業がつぶれにつぶれ、たまーーにしか英語の授業がないため、前にやったことをすっかり忘れている。前に進みたい私は焦ってるし、前に進まれたら困る彼らはわかんないわかんないと騒ぐ。

あぁ…。。

こんな子等との授業が多くあるのは辛いかもしれないけど、むしろ毎日か、せめて週に3回は授業が欲しい。週に2回だと、下手すると10日ぶりとかあって、もうあり得ない程忘れているから。そうすると全然できるようにならないし、お互いにストレスがたまる。

来年は英語の授業数(というかコマ数)が増えることになっていて、ありがたい限り。「あいつらと毎日顔あわせたくないよぉ〜」と泣いてる先生もたくさんいるけど、私はその方が良い。

なーんて実際に始まったら「いやだいやだ」と言っていそうな気もするが(-。−;)
[PR]
by blogbebe | 2005-11-22 23:07 |
2005年 11月 21日 |
このごろ授業ネタを全然書いていなかった。なんか知らないが最近は「淡々とこなす」って感じになっていて、真剣にやってないわけじゃないんだけど、何があってもあまり心が揺さぶられない。試験前で単語一覧を作ってそれを完成させるための時間を20分もとっても、以前だったら「こんなことにこんな時間を取っていいものだろうか」とか「こういうものは自分で作るように仕組むことが私の仕事ではないのか」とかそういうようなとりとめもないこと(?)をあれこれと考えていたためにいちいち疲れていた。でも最近は妙になれてしまい、「ま、こんなもんか」である。

良くない。…ような気もする…。けど結構ラクでもある。

でも、先日の研修に行った時は久しぶりに「シャキッ」とした。なぜなら関係詞の授業だったから。

関係詞ってすごく面白いんだけど、よくよく考えてみたら私はこの関係詞に関する教材をちゃんと作ったことがない。基礎的なところはやったことがあるのだけど、たとえばそのときに話題になったwhatなどはあまり真剣に考えたことがない。だから、

He is not what he was ten years ago.

をどう説明していいのかよくわからなかった。とある方のブログでこれが取り上げられており、「なるほど!」と思った。ふうむ。しかし私自身はこれについて未だ自分の中で落ちる説明が用意できていないので少し考えたいと思います。(ってことをその方のコメントに書こうと思ったんですが、実はコメントもエラーになって書けないんですよぉ〜。>もし読んでくださってたら)

こういう、私がまだ考えたことのない高校生用の教材ってたくさんあるんだろうなー。働き盛り(だと自分では思っている)今のうちにちゃんと考えておかないと。

明日行ったらやっと休みだ。土曜日に学校説明会&公開授業があったために出勤で、日曜日1日しか休んでないせいか、今日はなんだか頭がフラフラする。ローズマリーのバスパウダーを入れてゆっくりお風呂に入ったら少し元気になったけど、今日も早めに寝て明日に備えよう。
[PR]
by blogbebe | 2005-11-21 21:46 |
2005年 11月 20日 |
東京国際女子マラソンで高橋尚子選手が優勝を果たしましたね〜。うちは、夫が別の番組を見ていたので(フットボール)38キロ当たりからしか見られなかったんですが、ラストはジーンとしてしまいました。

ゴール後のインタビューで、「夢を持つことの大切さを伝えたいとおっしゃっていましたよね?」という質問に対して、語る語る(笑)。とても42キロ走ったとは思えない元気な笑顔で、どんな人でも同じ24時間という時間を与えられているのだから、夢や目標を見失わないで、というようなことを話していました。なんか、聞いていて感動したんだけど、ちょっと恥ずかしくなってしまうくらいストレートにσ(^_^;)

でも、なんかとても素敵だなぁ〜って思いました。彼女の魅力と長所は「素直さ」だ、と、昔よく小出監督が言っていたけど、それはこういうことなのだなあと。自分の現在のありのままをそのまま伝える。本当に嬉しそうだったし、いろんな人に感謝している気持ちがまっすぐ伝わってきた。きっとあれを見ていた人たちはみんな、ちょっと照れくさいような、でもなんだかとても素直に「頑張ろう」って思えるような気持ちになったんじゃないかなあ。

それに、チームQというものを立ち上げて、いろいろな面からのサポートを受けながらここまで来たようなのだけど(良く知らない)、現在の自分に何が必要で、そしてそのためには誰にどういう風に助けてもらいたいのかということを知っているというのはすごいことだなと思いました。私なんかだと、やっぱり人間がちょっと曲がっているせいか(笑)、人に助けてもらえば良い所を変に頑張っちゃったり、逆に自分で乗り越えるべき所を人に頼って逃げちゃったり、ってことが良くある。そして自分にはどんな長所と短所があって、それをどう生かしていったら良いのかということってなかなか正面からは見られない。変に自信を持っちゃったり、変に卑屈になったり。

自分のことを知り、肯定した上で初めて自分の能力を伸ばすことができるのかもしれない。

高橋尚子選手の話を聞きながらそんなことを考えました。

しばらくはきっと週刊誌などで彼女の背景的なことがニュースになると思うので、楽しみに立ち読み(コラ)したいと思います(⌒_⌒)
[PR]
by blogbebe | 2005-11-20 16:38 |
2005年 11月 18日 |
天使にラブソングを2を日テレで放映中である。この映画のテーマソングである、Oh, Happy Dayは私が前の学校で担任をしていたときに合唱祭でやった曲。合唱の譜がなかったので私が原曲を聴いてコピーしたものを使った。幸い、伴奏は売っていたのでそれを使った。懐かしいなあ〜、きいていてやっぱりちょっとジーンと思い出してしまった。

1年生のときにやったのだけど、その当時、その学校で合唱祭といったらやる曲は楽譜になっているいわゆる「合唱曲」だけだったので、こういうものをやったのはわりと画期的だった。クラスの子が「これがいい」といって持ってきてくれて私はその存在を知ったのだけど、一度きくなりすっかり気に入ってしまい、絶対これにしようと合唱曲にした楽譜まで作って応援した。

でも、実際はそれは行事として成功したとはちょっと言えなかった。なぜなら、私の中にやはり「行事に担任が関わるのはおかしい。あれは生徒の自治によって行われるものだ。」という強い気持ちがあるため、今ひとつ踏み込めなかったのだ。隣のクラスの先生はそのへんはとても割り切っていて、その学校の子たちは、行事はやりたい気持ちはあるけれども、それまで中学校で仕切ってきた経験はない子が集まっているため、教師にある程度のリーダー性を求めるものだということがちゃんとわかっていらして、私がぐずぐずと悩んでいたときにどんどんクラスに入っていって、練習を一緒にしたり、練習をサボる子を怒ったりして先頭に立って生徒を指導し、結局そのクラスの方が当日はうまく行くという結果になった。

担任をしていた当時は、そういうように、行事にどのくらい教師が関わるべきかとか、私とは価値観の違う進路の選び方などに本当に戸惑い、腹が立ったり悩んだりしていて、卒業式の時なんてせっかく生徒たちがみんなでお金を出し合って花束をくれて「先生、泣かないの?」なんて言っていたのに、「泣けるわけないだろう」と心の中で思うほど、行き詰まっていた。

でもやっぱり今思い返すと、懐かしいなあ。生徒たち、かわいかったよなあ、と思う。みんなどうしているかな。今でも時々手紙やメールをくれる子は何人かいるけど。「子どもが生まれた」という知らせも何人かからあったような…(^▽^;)

当時、私が彼らたちを大きな目で見ることができなかったのは、きっと私が子どもすぎたんでしょうね。というかあれからもう6年くらい経っているから私もずいぶん精神的にも年を取ったのでしょう。

若い頃は若い頃にしか感じられないことやできないことがあるのだなあ。きっと今感じているいろいろなことも、10年くらい経ったら懐かしく思い出すことがあるのだろう。しかしそうはいっても、確実に感性は衰えているし、激しく怒ったりものすごく喜んだりというような感情の大きなブレもだんだん少なくなってきているような気がする。悪いことばかりじゃないけど、ちょっと寂しい気もします。
[PR]
by blogbebe | 2005-11-18 23:03 |
2005年 11月 17日 |
今日は研修で都内のとある進学校に授業を見に行った。先月も受験校に見に行っているのでもうある程度免疫はできていたのだけど、今日はちょっと感動した。

何が感動したかと言えば、生徒たちのかわいさ。まず私たち授業の見学者がぞろぞろと教室に入っていったらかなり緊張した雰囲気。「おいおい、すごいぞ」「たくさん来たぞ」「ひょえ〜」という雰囲気でみんなちょっとそわそわざわざわしている。そして始業の挨拶をし、先生が「あら、珍しくこの辺が起きてるわね」と教卓の前当たりを指し示したら、クラスの全員がドッと笑う。え?そんなことでみんな笑うの?なんて無邪気なんだろう。

そしてみんな机の上にはノートだの参考書だの辞書だの筆箱だのがわさわさ出ている。マンガとか携帯を出しているのは一人もいない。先生が授業を始めると、すーっとみんな授業に入っていく。先生が説明するとそれを色とりどりのペンを使いながら上手にノートしていく女の子たち。配られたプリントに出ているわからない単語を、辞書を使いながら調べたり、隣の子に聞いたりしている男の子たち。

それでも時々はお互いにちょっと面白いことを言い合ったりしながらくすくす笑ったりもしている。でもその笑っている間に聞き逃したことは「今、なんて言ってた?」と別の子に聞いたり。

「問題をやってみて」と言えばやる。「読むよ」と言えば読む。

問題をやっている最中も、「なんでこうなるんだろう」とか「これは強調構文で書くんじゃないの?」と言ったりしながら、一人一人がきちんと課題に立ち向かっている。そしてわき起こる当然の疑問点も口にしたりしている。…なんて賢いんだろう。と思ってしまった。

当たり前なんだけど…なんかとてもとてもかわいくて、マジで涙が出そうになってしまった(笑)そして、そんなことで泣きそうになっている自分の状況に改めて驚いたりした。

今の学校の子たちもかわいい。かわいいんだけど、やっぱりみんなで一緒に勉強できる学校もあるんだな、と思った。心から羨ましく思った。

来年、もし異動できなかったらおそらく今の学校で担任に入る。そうなったら、研修は受けまい。3年間は腰を据えてやろう。そうしないとたぶん逆に精神的に持たなくなるだろう。

今の学校でもやる仕事はたくさんあるし、それが私に課せられた使命なのだと思うことにしているけど、やはりこういう機会があると自分の本当の気持ちに気付くのだ。
[PR]
by blogbebe | 2005-11-17 20:15 |
2005年 11月 16日 |
時々、教員という仕事はマラソンみたいだと思うことがある。コツコツとひとつずつ積み重ねていく行為。それに意味があるとかないとかそういうことをとりたてて考えず、ただひたすら一人一人に目を配り、集めたプリントに目を通し、気持ちをあまり荒げすぎたり喜びすぎたりしないようになるべくフラットに保ちながら過ごしていく。…きょうはなんかそんな日だった。

2、3、4時間目と続けて授業があったからかもしれない。

1時間目は授業の準備。チャイムが鳴ったら休み時間のうちにLL教室に行ってプリントを準備したりDVDをセットしたりする。LL教室に集合するよう、クラスに声をかけにいき、一旦職員室に戻る。授業の流れを確認し、教務手帳を持ち、チャイムが鳴ったらLL教室に向かう。

一時間が終了。プリントを集め、貸し出していた辞書を集めてそろえ、教室の窓の戸締まりを確認し、ストーブの元栓を確認し、鍵をかけて教室を出る。

3時間目のことを考えながら、2、3分の休憩。お茶を入れる時間はなく、お湯ですます。

チャイムが鳴ったら教室に行く。出席を取る、プリントを配る、復習をしてから本時の内容に入る。携帯をいじっている子を注意する。マンガをしまわせる。うるさいヤツに「うるさい」と言う。説明をしつつ、注意がそれている子に当てて答えを言わせる。質問に答える。be動詞は5つあったけど何だっけとか、goは名詞か動詞か形容詞かとか言いながら疑問文や否定文などを作らせる。

チャイムが鳴る。プリントを集める。職員室に戻る。今度は少しお腹がすいたのでチョコをつまむ。口が甘くなったのでまた次の準備をしつつお湯を飲む。

チャイムが鳴る。あぁ、これで最後だと思いながら教室に行く。途中、チャイムが鳴ったのに廊下で遊んでいる子に「鳴ったよ」「教室行きな」と言いながら自分の教えるクラスに行く。一時間終わると、プリントを集める。習熟度別教室という所での授業だったので、終わったあとの机をそろえる。ゴミを拾う。黒板を消す。クリーナーで黒板消しをきれいにしながら3回くらい拭いてやっときれいになる。窓を閉める。教室の鍵を閉める。

あぁ、こうやって人生が終わっていくのか。
[PR]
by blogbebe | 2005-11-16 20:48 |
2005年 11月 14日 |
あの痛ましい事件があったことで今日はいつもより沈んだ気分で学校に行った。授業で生徒たちに何かメッセージが言えればと思っていた。でも結局、何も言えなかった。町田で事件があったよね、ショックだったよ、ということしか。

お子さんたちは「あれ?いつもは授業しかしないくせに今日は別の話をするのかな?」って顔でこっちを向いていたけど、私が取り立てて何も言えなかったし彼らに何か問いかけることもできなかったので、なんとなくそのまま終わってしまった。どう思う?と聞いたけど、特に何も反応なし。「自分たちには関係ないし」って思っているかもしれない。それはそうだ。いくら同じ年と言ったって、人を本当に殺害してしまう人に共感してしまうというのは怖いことだ。「あんなこと、うちでは起きないよ」と言っている子はいたけど…でもきっと遠い世界のことだと思っているのだろう。それはそれで健康的なことなのかもしれない。

職員の間でも、ショックですねということは言い合ったけど、やはりどう考えていいのかわからないというのが本当の所なのかもしれない。次の言葉がうまく出てこなかった。昨日、このブログで彼らをとりまく環境のことをいろいろ書いたけど、私自身もその環境の一部であることには変わりはない。特に何も発言も行動も起こせなかったのだから、人のことは言えないのだ。

精神的にヤバくなってしまうと、他人を殺害してしまうのかもしれなくて、それは大人であろうと子どもであろうと変わりはないのかもしれない。子どもだからって特別扱いしたり、大人が責任を必要以上にかぶろうとするのは間違いなのかもしれない。だって、同じ環境で育ったって、みんながみんな、人を殺すわけではない。そして今回の事件を起こした彼も、その彼女と特に親しかったわけではないようだということがこれまでの調べでわかっているようだ。そうなるとやっぱり、何らかの妄想を抱いていたのかもしれないと思うし、それは精神科の領域だろう。

でも、もうこんな事件は本当にイヤだ。思い通りに行かないことがたくさんあっても、みんなが平和で幸せで、そして楽しいと感じられる世の中がいい。
[PR]
by blogbebe | 2005-11-14 20:52 |
2005年 11月 13日 |
yokoitiさんの記事に触発されて。まだまとまらないけれどもいくつかあげておきたい。

以下に書くことは自戒の念も十分込めて書くつもりだ。前にも書いたけど、この事件は本当に私にとっては他人事ではない。決して起こってはならないけど、「やっぱりこんな事件が起こってしまったか」という印象があったことは事実だから。

・工業高校生たちに必要な学習とは何か。

・現実問題として、工業をやりたくてきている子は半分にも満たない。半分以上は「ここしか来る所がなくて」「でも定時制はイヤで」「せめて全日制に行ってくれと親が言うから」来ている。だから学校に対する誇りも、自分に対する誇りもない。

・小中でそこまで落ちこぼれてしまったのには、勉強どころではなかったという環境もある。それは高校生になった今でもある。親がいない。ご飯がまともに食べられない。お風呂に入っていない。夜更かし。そしてそれをサポートする体勢が整っていない。親がいなくてもその代わりに面倒を見てくれる人がいればいいが、それがいない。

・また本人自身の問題もある。持続力がない。小中の勉強なんて持続力と忍耐力がある程度あれば、そんなに大変なことじゃない。しかし高校生になった彼らに接していると、この子等は何かを我慢して覚えたり、じっと人の話をきいてその内容に自分自身をシフトしていくということができないなあと思う。他を受け入れるためには自分自身がまず肉体的精神的に安定していないといけないからそういう意味では家庭環境もあるけど。

・世の中が忙しすぎる。情報がありすぎる。なぜそんなに忙しいか。みんな贅沢になりすぎている。物を粗末にしすぎる。汚くなったらすぐ捨てる。すぐ新しいものを欲しがる。そうするとお金が必要。だから働く。高校生なのにバイトする。バイトする事自体は悪いこととじゃないと思うけど、携帯代を稼ぐだけになっている子もたくさんいる。携帯代くらい出してあげるから、高校生の間は勉強しなさい、という親もいない。親は無駄なお金は自分で稼がせることが教育だと思っているのかもしれないけど、必ずしもそうではないと思う。そこに何か深いものを感じない。高校生になるまでにどういう教育方針で育ててきたのか、勉強が大切だと子どもが本当に感じていないのにそういうことをさせたら、子どもは勉強しないでバイトに走るだけである。そして小金を稼いで「なんだ、勉強なんかしなくてもお金稼げるじゃん」と単純に思う。働くことの意味も考えずに。

・そんな現状に対し、学校でできることは何なのか。悪者探しも分析のためには必要だけど、現実的にできることも考えないと。

・やはり勉強が一番最初に考えられる「できること」である。勉強とは自分一人で持っていた世界を広げる経験である。一人でいたらグルグル回ってしまう自分自身と、思い通りにならない自分の回りの環境に風穴をあける手段である。英語の単語を覚えることが直接そうはならないかもしれないけど、そういう積み重ね、そして英語だったら、言語体系の違いを学ぶことから発想の転換が図れたり、もっと下世話な話では英語が使えるようになることで文字通り世界が広がったりする。他の教科も決して学んでムダなことはない。

・しかし、勉強の地位が年々下がってきている。それは絶対的に大人が悪い。大人が勉強の大切さを知らないし、自分が勉強して成長してきたことをすっかり忘れ、ただ暗記させられたこととかを勝手にトラウマに仕立て上げ、「子どもにはそんな思いをさせたくない」という、自分の誤った「親心」に酔いしれる。それは教師も同じ。「良い先生」と言われることに酔いしれる。

眠くなってきたので今日はこの辺で。また何か思いついたら付け足します。
[PR]
by blogbebe | 2005-11-13 23:34 |
ページトップ
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
新緑 Skin by Sun&Moon