高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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2004年 07月 17日 |
a0027280_213237.jpg気が早いけれど、もう2学期のことを考えている。というか、一応、1学期の中間テストまではまだ生徒の力も分からないし様子を見ようと思って普通に教科書などをやったのだが、こりゃやっぱダメだわ、と思ってその後路線変更、6月から7月にかけては品詞から始まって文の基本的な構造ということで、5文型で言うところの第4文型までを終えた。

予定では文型全部と、前置詞付きの場所や時を表す句、そして副詞までをやろうと思っていたのだが全く無理であった。それで、とりあえず2学期はその1学期に積み残した部分をやったら、ちょっとお楽しみで洋楽などをやってみようかと思っている。

しかし、いい歌がなかなか見つからない。。といってもまだちゃんと探してないのだが、私が持っている定番のいくつかを見てみたのだが、これらの文型がいろいろと入っている歌というのはなかなか見つからないのだ。

これまでも授業の中で歌を取り上げたことはあった。

中学校で教えていたときは、時制をやっていて現在と過去が終わったときだったかなあ、忘れてしまったけどたぶんそのあたりで "Puff, the magic dragon, lived by the sea..."って言う歌(題名は PUFF だったっけか?)をやったし、今の学校でも3年前に2年生で完了形をやったあとにカーペンターズの Top of the worldをやった。

そう、動詞の形に注目するような内容のときは結構探しやすかったのだが・・・

発音が聞き取りやすく、あまり速くなく、音楽としてもそんなにハードではなく、願わくばCMとかで流れたりドラマのテーマソングになっているようなポピュラーなもので、しかも文型がいろいろ入っているもの・・・

なんか探すの無理な気がしてきた・・(> <)

やっぱりL.A.Hillあたりがいいのかもしれないですねぇ。

でも、1組のK君と約束しちゃったんですよね。洋楽をやるって。中間が終わったあとで各クラスでアンケートを書いてもらったのですが、そのときに「どんなことをやってみたいか」という項目で「洋楽とかやりたい」と書いてくれたのがK君だったのです。この項目、あんまりみんな書いてくれなかったし、書いてくれた子の中では「洋楽」が多かったので。

中間テスト前も、「今はみんなの様子もあまりわからないから教科書をやってるけど、中間終わったら何か洋楽をやったり映画をやったりしたいと考えている」と言っていたのをK君は覚えていて、結構楽しみにしていてくれたらしいのだ。

でも洋楽をやるにしても何をやるにしても、文の構造すら全く分かってないのにただやるわけにはいかないので、まずは基本的な文の構造をやって、自分たちだけでも単語さえ分かればほとんど訳せるという状態になってからやりたかったので、少し延びるけどもまず文の構造をやるからね、と言ったら「うん」とうなずいてくれたのだ。

K君は英語がもちろん苦手で、「オレは英語は洋楽にしか興味がない」と言い切っていて、中間テストは教科書が中心だったこともあってか10点台しか取ってくれなかったが、今回は少し頑張って40点台になったのだ。

K君のためにも、いい音楽を探したいものなのだが・・・

それとも2学期の初めはやっぱり文型の残りとL.A.Hillの読み物かなんかにしておいて、その後何かアスペクトか時制か、はたまた態かそういうものをやって洋楽に持ち込む、って方がいいのかもしれないなぁ・・。悩みます。

もしこのブログを読んでくださっている方で、何かいい洋楽をご存知の方いらしたら、ぜひお教えくださいませ。

昨日、何のコマーシャルだったか忘れたけどCarole Kingがかかっていて、あーやっぱCarole Kingいいなあと思ったけど、歌詞が難しいのばかりで。。とてもじゃないけど文の構造が分かったくらいじゃ訳せない。「だめか〜」と言ってたらそばで聞いてた旦那が「工業高校の生徒にキャロルキングが分かるとは思えない」ときっぱり言われてしまいました。それもそうかも(- -;;
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# by blogbebe | 2004-07-17 21:34 |
2004年 07月 16日 |
a0027280_215312.jpg
今日はあまりやることがなく、夏休みの研修願いを作ったり、いつ出勤していつ休みを取るかという動静表を作ったり、職員室においてある紙のリサイクルボックスがあふれんばかりになっていたのでそれを片付けたり、9月の時間割を印刷して配ったり・・・と細々したことを片付ける1日でした。

おかげで今日はだいぶ読書の時間が取れました♪といっても、やっぱり職員室にいるといろいろな人が来たり話したりすることが多いので、なかなかまとまって読むということはできないのですが。。教科の準備室は、工事の関係で閉鎖されてしまっているし。でも、今年の夏は毎日を大切にして、少しずつでも何か新しいことを吸収して行く夏にするぞ!と気合いは入っています^^

本は、今日返却期限の、前から読んでいるメイナード泉子さんの本。2、3回読んでしまいました。1回目は知らず知らずのうちに読み飛ばしてしまっていたところが2回目で初めて気付いたり。一言一言が重さを持って書かれている本で、かなり読み応えがありました。これ、今度学会に行ったときにもし2割引で買うことができたら、絶対買おうと思っています。『情意の言語学』くろしお出版。

メイナードさんは、日本語の「だ」「じゃない」「何」などを例に挙げたり、また、吉本ばななの『キッチン』を英語訳と比べ、日本語という言語が主体の感情が実際の文に織り込まれていることが多い言語であるとしています。そしてそのことを考えるにあたっては、人間が物事を言語化する際に「場」というものを設定していると考えることがよいのではないかと言っています。

全体をまとめるのはとても難しいんですが、でもとても説得力があり、なるほど、こういう方面からのアプローチも必要だなということを実感させられます。

こうやって何度も何度も反芻しながら本を読んだのは久しぶりだったので、なんかとてもいい気分です。返しちゃうのがもったいないです。・・・てかもう今日返してない時点で返却期限過ぎてしもた・・

題名と全く関係ない内容になりましたが、今日はこれにて。
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# by blogbebe | 2004-07-16 21:54 |
2004年 07月 15日 |
a0027280_20229.jpg今日も授業はなく、午前中は9月の最初の時間割作りに使い、午後からは成績会議であった。

うちの学校には、勉強があまり好きではない、という生徒が多く来る。そして実際、予習や復習なんてあり得ないし、宿題ももってのほか。試験前だって全然勉強しない子、試験なのに鉛筆すら持ってこない子、下手すると登校してきてから「今日は何の教科だっけ?」なんてこともしばしば。

でもやっぱり成績は気になるんだな〜、と思う。授業はなくても、面談で呼ばれる生徒やクラブで来ている生徒は何人もいて、廊下や職員室でふとすれ違ったりすると「先生!オレ、英語どうだった?」と聞いてくるからだ。

今日も3年生のK君が、授業中は全く見たこともないような親しげな笑顔で「先生!オレは英語5でしょ?」と聞いてきた。

3年生は今回のテストは全然出来が良くなくて、私もちょっと2学期からは「英会話の授業は苦手」なんて言ってないでちゃんと路線を考えなきゃ、と思っているところなのだが、その中でK君は84点というすばらしい成績を取ったのだった。

「もちろん、5だよ!」と言ったらちょっと得意げな顔になって、「でも先生、60点以上だったら5なの?」と聞いてきた。確かに今回のテスト、提出物などの点数も入れないと、もうまったくどうしようもない成績(一桁とか、10点台とか・・・= =;;)を取った子が多かったこともあり、結果的に期末テストが60点以上だと5がつくということになってしまった。「うーん、そうなんだよね」と言ったら、「5は80点以上にしてよ」と言われた。

そうだよね。K君は、他の子がほとんど勉強しない中、授業中もしっかりやっていたし、84点ということは確実に試験勉強もしているはず。そういう風にまともに頑張っている子がそれなりの評価を受けることは当然のことで、「平均点が低かったから」とか、「学年の評定平均が低すぎてしまってはちょっと・・・」などという理由でそこを譲ってはいけなかったなとハッとし、反省した。

その妥協の中には、私の中で3年生の授業に少し腰が引けていたこともあると思う。2年生は彼らに必要だと私が考えていることを私なりに組んだ計画でやっているから、やらない生徒に対しても自信を持って迫れるし、補習をやったりもできる。

でも3年生は週2時間のうち、1時間は外国人講師の先生との授業で、あとの1時間は私一人なのだが、決められているワークをやることになっているので、うーん、こんなワークつまんないよなあと思いながらも渋々やっている面がある。私の姿勢がそんな風だから、彼らもやっぱり今ひとつやる気が出ないんだろうし、結果的に60点でも5ということになってしまったのだろうと思う。

もう一人の英語の先生と話して、2学期は少し、私自身が彼らに自信を持って迫れるような内容を用意しようと思う。市販のワークなんてやらないで。

K君、ごめんね。2学期は80点以上の人だけに5をあげられるように私も頑張ります。

※写真は近所で咲いていた「オシロイバナ」。懐かしいな〜。父方の祖母が、このオシロイバナの種の中にオシロイが入ってるんだよ、と教えてくれました。オシロイバナを見るといつもその祖母を思い出します。
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# by blogbebe | 2004-07-15 20:23 |
2004年 07月 14日 |
a0027280_204634.jpg
あぁ。どうして学校というところはこんなに事務作業が多いんだろうか。今日も1日、紙をいじってばっかりいた。。(- -;;)

午前中は出来上がってきた「学校要覧」の訂正。何度か見直したつもりだったが、やっぱりミスはあった。その部分を訂正したものをつくって、その大きさに切って、上からノリで貼る、貼る、貼る・・・大きさ的には私の小指の第一関節から上くらいの大きさの紙。それをスティック糊で貼る。水糊はダメ、よれよれになるから。私の隣の席に座っている若い国語の元気な先生は、「私、こういう仕事は『イーッ』ってなるからダメ!」と言っていた(笑)。

それから少し時間があったので、図書館の返却期限が迫っている、メイナード泉子さんの「情意の言語学」を1時間くらいこっそり読み、その後はお昼を食べてからまた今度は別の事務作業。明日の成績会議の資料作り。

うちは工業高校だけあって(かどうかわからないけど)、なんかビックリするようなハイテクな機械が入っている。この資料作りも、前の学校ではすべての資料を並べ、はじから1枚ずつ重ねて行って冊子にしていたのだが、ここではその資料を一種類ずつ、その機械の棚みたいなところに置いて、ピッとスイッチを押すと「スパスパスパスパ」と言いながら、1枚ずつ重ねられていって、下の段にすべて重なったものが出てくる!!

す・・・すごい!さすが工業高校だ!!

3年前に初めてこの機械を見たとき、私はものすごく感動した。前の学校で、あんな時間をかけて資料作りをしたのがバカみたい・・。となりの席の国語の先生は今年異動してきたのだが、やっぱりエラい感動していた。「前任校の人たちに自慢しよう!!」と言っていた。・・・たぶんそれは前任校の人たちに初めて自慢できる事柄であろう。(私もそうだった --;;)

しかしこーゆー機械は、間違えると大変である。順番を間違えてセットしたことに気付いたのは、いざ、それらを重ねてホチキス止めをしようとしたときだった。あーあ、No.2とNo.3が逆になってる・・・。

結局、「15分で終わるよね」とタカをくくったのが災いしたか、ずっと時間はかかってしまったが、一応無事完了。

そして2時半から5時までは、会議。。。

資料があるんだから、読んで済ませられるものはいちいち説明しないでよね・・といつも思う。休暇を取って帰った先生がうらやましい。そして、その会議の場でもまたいくつかの腹の立つようなこともあり・・・

なんか、また今日は1日、「時間を売った」という気分になった1日でありました。

でも、メイナードさんの本は面白いです。これから何冊か読んでみようかと思っています。そこで出てきた、中村雄二郎の言語に関する本も、図書館に予約しました。夏休みはたくさん本を読みたいな。

※写真はちょっとぼけてしまって残念・・・タイユバンで出たデザート♪♪でも結局ケーキは選ばず、マンゴーとココナツのデザートと、クレーム・ド・ブリュレを頼んでしまいました。
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# by blogbebe | 2004-07-14 20:47 |
2004年 07月 13日 |
a0027280_214526.jpgいやー、今日は本当に暑かったですね!学校は今工事中のため授業がなく、幸いなことにずっと職員室にいたのですが、お昼を買いに外に出たとき「ウソでしょ?」ってほど暑かったので驚きました。この暑さの中、冷房もないのに、工事のない都立高校はみんな授業をしているかと思うと・・・来年が怖いです。ありえない。

さて、授業はないので授業日記にはならないんですが、先日、ここで「この部屋はボブが掃除した」という文を英語にするのは難しい、ということをご指摘いただき、それからずっと気になっていたのですが、私なりに少し分かったことがあったので記しておきたいと思います。

今日、池上先生の講義がありました。そこで、20世紀初頭のプラーグ学派のマテジウスという人の「機能言語学」という本の一部を紹介していただきました。そこでは、文を統語論的な機能から主語や述語に分ける分け方と、語用論的(という使い方はいいのかなあ?)な機能から「基礎」と「核」に分ける分け方(実質的にはテーマ・レーマと同じことです)があるということがまず述べられています。そしてそれらはそれぞれ一致することはあるが、完全には一致しないということを言っています。

つまり、統語論的な主語がいつでもテーマになる訳ではなく、述語がいつでもレーマになる訳ではないということですね。

そしてそれを解決するために、チェコ語では(日本語でも)「語順」という機能を使って解決するらしいのです。日本語でも同じなので日本語で書くと(チェコ語は分かんないし^^;)、「先生はそのあとに到着した」という文を、「そのあとに到着したのは先生だった」という風に語順を替えると意味が変わる、つまり、前者は先生が来るのを待っていて、実際に来たことを述べているのに対し、後者は次々に客が到着する様子が話され、ある瞬間に、お客の一人として先生が到着したことを述べている、というのです。

「は」という助詞がついている文の冒頭部分は、すでに話題として既出である、つまりテーマであるということが理想的なのですが、これらの文はそれを満たしているということだと思います。

しかし、英語の場合はチェコ語に比べて遥かに語順が固定されているため、強調構文や受動態(この場合は無理ですが)などの表現を用いないと、同じような意味は表せないということが書いてありました。例えば、「パパはこの手紙を書いた」という場合はPa wrote this letter.でよいが、「この手紙を書いたのはパパである」としたいときには、This letter was written by Pa.とするか、It was Pa who wrote this letter.にしなければならない、ということでした。

そうするとやっぱり「この部屋はボブが掃除した」を、普通の能動態で書かせるのはちょっとダメですね。Bob cleaned this room.だと、Bobを強く読むなどすればよい(主語がテーマとは限らない、という議論もありましたので)かも知れませんが、やはりなるべく忠実にしようとすれば受動態か強調構文が妥当なんでしょうね。

「は」と「が」についても、今、手元にある本でいくつか読んでいて、結構面白いですね。

大学院で知り合った人が、修論で「『は』と『が』についてやる」と言ったら、ある教官が「先行研究がありすぎるからいい論文を書くのは難しいだろう」とおっしゃったらしいのですが、確かにそうかもしれませんが、やっぱり魅力的なテーマですよね。でも、いい論文というのはやっぱり先行研究をふまえて、オリジナルな視点を出さなくてはならないので、それは難しいのでしょうね〜。私には無理だ〜。「オリジナルな視点を出したい」という欲求がほとんど皆無なので・・・^^;;

しかし、池上先生は本当にすごいです。毎年毎年、新しいテーマで、ハンドアウトをいろいろ用意してくださって、いろいろな話を聞かせてくださいます。あんな話が聞けて、1年間4万5千円なんて、なんと安いんでしょうか。お話もいつも面白いし、お人柄もすばらしいし、もう本当に大尊敬です。
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# by blogbebe | 2004-07-13 21:41 |
2004年 07月 11日 |
a0027280_17239.jpg
今日、電車の中で某有名英会話塾の広告を何気なく見ていた。そこには、そこの生徒の写真と体験談みたいなのが出ていて、別に読みたくもなかったのだがヒマだし、読むともなく読んでいた。

そこには、「英語は勉強するものだと思っていたのだが、コトバでありコミュニケーションなんだということが分かったらこんなに面白くなるとは!」というようなことが書かれていた(言い回しは違うと思いますが)。こういうことはよく聞くことなので、いつものように読み流すつもりだったのだが、何か今日はすごくひっかかってしまった。そして、やっぱり初めはそうなのかもしれないな・・・などと思ってしまった。

私は今、どちらかと言えば文法に重きを置いた授業をしている。それは、現在の私が、言葉というもののおもしろさを文法の中に見いだしているから。文法、というとなんか語弊が産まれる気がするが、言葉の裏にある人間、といったらいいのかな。単にルールを覚えるとかそう言うことじゃなくて、人間の言葉にはそれがそういう形になっている意味というものが必ずあり、そこから見える人間の「営み」・・・これにすごく興味があるし面白いと思っているので、それが見えてくるような授業がしたいと思っている。

私が一番初めに認知言語学に興味を持つようになったのは、池上嘉彦先生の「英文法を考える」という本であった。能動態と受動態、または第三文型と第四文型の書き換えというものをよくやらされるが、その書き換えにはあまり意味がないということ。というか、それぞれの文にはその文になっている意味というものが必ずあるから、書き換えをしてもそれらの文は意味がイコールではないということなど、私がそれまで習ってきた英文法とは違う世界がそこには広がっていた。

その後、池上先生の講義を聴く機会に恵まれ、初めて聞いた話が「プロトタイプ」の話。これには衝撃を受けた。人間は言葉をカテゴリーに分けてとらえる傾向があることや、そのカテゴリー化の仕方にはそれぞれの人間が生きてきた「文化」が色濃く反映しており、たとえば「鳥」と言ったときにアメリカの人は典型的な鳥としてrobinを思い描くが、日本人は雀や鳩であるとか、vegetableといったらアメリカ人はcarrotがもっとも典型的だと考えるけれども、日本人はおそらくキャベツやホウレンソウなどの葉っぱ系の野菜を浮かべるだろうということ、などなど・・・。また、おなじ対象でも、「犬」というのか「ポチ」というのか、それとも「ほ乳類」というのか、そのくくり方のレベルにはいろいろあり、階層に分けられるということ・・・など。

自分の手の動きがもどかしいほど、必死でノートを取ったことを覚えている。

でもその面白さというのは、今だからわかる面白さなんだろうか、とふと思ってしまったのだ。

学生時代、ただ何となく好きというだけで英語を勉強してきたが、好きとはいってもわからないこともたくさんあったし、何がわからないのかもわからないというようなもやもやした気持ちもいつも抱えていた。そして教壇に立つようになり、生徒から「わからない」といわれ、説明しようとしてもできない自分に気付き、初めて、「私にも分からないのだ」ということが分かったのである。

その後、その「何が分からないのか」ということを解き明かしてくれたのが池上先生の講義であった。そうか、こういう風に考えれば、英語と日本語がどう違うのかということを具体的に立体的に考えられるようになるのか、ということが見えるような気がした。

でもそれって、その「分かったか分からないか分からない」というモヤモヤした期間がずっとあって、それでも英語が何となくできるようになり、ある程度なら使えるようになった今だからこそ、面白いと思えることであって、それすらもない、たとえばうちの学校の生徒のような人たちには、やっぱり初めはわからなくてもある程度は話せたり使えたりするレベルまで行くことのほうが大切なのかな・・・と思ってしまった。

このたぐいの悩みは、教師になってから14年間、ずっと続いている。一時期は「やっぱり会話」と思って、英語で授業をしてみたり、長文は訳さないで英問英答ですすんだりと、どちらかといえば理屈ヌキの頭ごなしの授業(なんて言っていいのかな〜?)に走った時期もあった。

でもそれでついて来れる子よりもついて来れない子の方が多かったことや、そのついてこれない子たちを殴ってでも(なんていうとまた語弊が・・・^^;;)ついてこさせるようなカリスマ性と言うか暴力性というかそういうものを持ち合わせていなかったこと、また、そこで落ちこぼすと、落ちこぼれた子は「英語なんて分からない」と、逆に頭ごなしに嫌いになってしまうこと、などから、結局現在のような形に今は収まっている。

両方できたらたぶんいいんだろうな。でも時間数などの限界があってできない場合は、どっちをやったらいいんだろう。

心の奥底に常にある、この悩み・疑問が、久しぶりに今日、電車の中でよみがえったのでした。

※今日、実はウチの旦那の誕生日だったので、誕生祝いと結婚記念日(本当は2月)、それから私の誕生日(去年の11月!!)全部を兼ねて(兼ね過ぎ・・)、結婚したときに家族で食事会をした、恵比寿のタイユバン・ロブションでランチをしてきました♪その入り口を入ってすぐのテーブルと椅子の写真で〜す。タイユバンはこの7月一杯で店じまいだそうで・・・経営者が変わってまた再開するようですが、とりあえず一度は閉店ということで、残念です。
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# by blogbebe | 2004-07-11 17:03 |
2004年 07月 10日 |
a0027280_133852.jpgやっぱり咳が止まらないので、今朝、また別の病院に行った。そこは「内科、呼吸器科、アレルギー科」が一緒になっているクリニックなので、バスに乗らないと行けない距離だったけど、いいかなーと思って。

咳は結局良く分からず、一応、アレルギーかもしれないということでそれ用の薬を出してもらった。夜がとても辛いので、早く治まるといいんですが・・・。

それはともかく、そのクリニックのそばに、なんとスーパーの「紀伊国屋」があり、ふらふらと吸い寄せられるように、というか、当たり前のように、というか、帰りによってしばし遊んできてしまいました♪写真は、そこで売っていた、初めて見る「北海道産ホワイトアスパラ」です。生のは初めて見ました〜。スーパーで写真撮るの、ちょっと恥ずかしかったけど^^;;

他にもいろいろな輸入品とか缶詰とかスパイスとかいろいろあって本当に時を忘れました^^やっぱり私は都会から離れられないのかな〜。うーん、スーパー楽しい♪♪

10年ほど前に行った、イギリス旅行でもスーパーが本当に楽しかったですね。コヴェントガーデンの市もすごく楽しかったな。なんかやっぱり「生活」とか「人間」とかが見えるものって楽しいですね。

今日は授業がなかったので授業のネタがないのですが、面白かったテストの回答を紹介して終わりにします。

問題:The women are beautiful. 
 (1)この文にはなぜareがあるのですか。
    答:ないと大変なことが起きるから。(^0^)
  (2)この文のareはなぜisやamでなくareなのですか。
    答:外国人のわがまま。(^^;;
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# by blogbebe | 2004-07-10 13:36 |
2004年 07月 08日 |
a0027280_22535.jpg今日はすべての採点が終わり、ファイルの点検も4クラス分は終わり、HRの数を数えて表にする仕事も終わり、ものすごく仕事した気分です。間に会議が1時間弱、昼休みが1時間くらいありましたが。

しかしこれだけやることがあると、本当に勉強なんてとんでもないです。だいたい、時間がないし、ふっとした隙間の時間もぼーっとしてしまって何もできない。

やっぱり、ちゃんと勉強もして授業もしたいと思ったら、非常勤講師しか道はないのでしょうか。いくら受験校と言われるところにいったって、きっとやらなくてはならないことはいっぱいあって、なかなか勉強なんてしていられない気もするし。

私が今の学校の前に勤めていたところは、だいたいレベル的には「中堅」といわれているところでした。受験もそんなに難しいところには行かないし、生徒もそこそこ落ち着いているから、一見良さそうに見えるのですが、これはこれでなかなか大変。

というのも、「頑張れば大学に行けるが、自分だけでは頑張れない。でも頑張らせれば結構頑張れる」というあたりのレベル、というのが曲者。そして学校の中に「やっぱりいい大学になるべくたくさん入れたい」という先生が何人かいると、余計に大変。

授業は、受験用の熟語の問題集とか、長文の問題集とかが中心になり、授業中に熟語のテストとかそう言う感じで、教師がかなり熱くなって受験指導をする。確かに私も高校時代は、先生たちにだいぶ面倒を見てもらいましたからこんなことを言うのも何なんですが、受験指導というのは結構つまんないんですよね〜。熟語を覚えるのなんて自分でやればいいでしょ。でも自分じゃやらなくて、かといって「反抗してやらない」ってわけじゃないから、やらせればやってきたりして。そうすると受験に熱心な先生のクラスは成績が良くなって、なーんか何とも言えないプレッシャー。

知らず知らずのうちに、「この熟語はよく出るから覚えるんだよ」とかいうことを「つい」口にしてしまって「あぁぁぁ・・・」と落ち込むのです。

そう言う意味では今のような学校の方が、好きなことができるからいいんですが・・・。

予備校の先生がいいのかなぁ。うーん。また「転職病」が出てきている今日この頃でありました。明日、大学の就職課に行っちゃおうかしら(^^;;

それから、採点してみた結果ですが、昨日は「あまり出来が良くない」と書いたのですが、全体で見たら中間テストのときよりもずうっとずうっと点数は良かったです。この前書いた、理詰めでものを考えるひねくれ者のS君なんて、中間テストは10点台だったのが今回は60点台で、何とも嬉しいですね。

※写真は、近所のお家で咲いていた、「オリーブの花」です。私もオリーブの木、欲しいんですよね。実のなるやつ。知らなかったんですが、実のなる方はお値段も結構するらしいんです。花が咲くってことはこの木は実がなるのかな。
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# by blogbebe | 2004-07-08 22:06 |
2004年 07月 07日 |
a0027280_223336.jpg今日は試験の最終日でした。英語の試験もあり、少しだけですが採点ももう始めました。出来は・・・(^^;・・・推して知るべし。ははは(苦笑)

そう甘いもんじゃないっす。また夏休みに気を取り直して、二学期、頑張ります。

そう、そう言う意味でも「長期休暇」というのは必要です。やっぱ、教師も「気を取り直す時間」というのが必要なんです。なんで授業のときはできたのにテストになるとできなくなっちゃうんだろう、とか、もう少しこうした方が良かったんじゃないか、とか、新人の頃はよく、私なんかじゃなくてもっと他の先生だったらきっとこの子たちはもっと力をつけられたんじゃないか、とか・・・しばし落ち込み、そして少し充電し、その後、さーて、また頑張るか〜っていう気持ちになるのにはしばらくかかります。

しかし、今日は暑かった。特に今日は。全体的には思ったほど出来は良くなかったけど、でも少なくとも中間テストの直後にやらせたときよりはずっとずっとできるようになっているし(中間テストの直後に、試しにどのくらいできるか、beを選ばせる問題とか、普通の動詞と混ざっているものとかの問題をやらせてみたら、ほとんどの子がほとんどできなかったのです)、それよりも、この猛暑の中、制服を着て登校し、45分間、静かに(というわけでもなさそうでしたが)座ってテストを受けた、ということだけでも偉かったと思います。

本当に本当に暑いんです、教室は。頭はぼーっとしてくるし、およそ、人がものを考えられるような環境じゃないですね。今年は学校の事情で明日からは授業はないのですが、通常は夏休み前までぎっちりと授業をするように制度が変わったので、来年からはこの暑さの中、授業をやるのかとおもうと、本当に、東京都は何を考えているんだろうかと思ってしまいます。きっと、「勉強させる」ことよりも「我慢させること」とか「制度に従わせること」に重点が置かれているんでしょうね。これじゃあ、一流は育ちません。

まだ半分くらいしか採点していないので、明日、残りを採点し、少しずつ二学期に気持ちを向けて行きたいと思っています。

しかしその前に、生徒たちから集めたファイルの点検もしないとならないし(8クラス分!!)、欠時の計算、成績付け、2学期初めの臨時時間割の作成、そして1学期のHRや行事の時間を各学年数えて表を作ること、などなどやることは満載です!

さっさと終わらせて、夏休みはちゃんと勉強しよう〜(本当にやるのか。。)
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# by blogbebe | 2004-07-07 22:34 |
2004年 07月 06日 |
a0027280_214431.jpg←は、うちの猫がタンスの上から天袋の中をうかがっている様子です〜

今日は補習をやりました。といっても、プリントを何枚か作っておいて、やりながらマル付けをしてもらい、できたら次のプリントにいく方式。これまでやった問題と全く同じ問題ばかりではちょっとつまらないと思い、少し変えて引っかけ問題も作ってみました。

そうしたら見事に引っかかってしまいました。次から次へと(- -;;

たった一問なんですけどね。次のような問題です。

「次の文を日本語に合うように並べ替えなさい。
 『この部屋はボブが掃除した』 ( cleaned / Bob / this room )」

まさか3組のH君まで引っかかろうとは。・・・といってもH君は二種類の答えを書いて、先生、これはどっちかわからないんですと聞いてきましたが。

でも、これはたぶん本当は受動態で書くのがふさわしいのだろうと思うので、間違いとも言い切れないところがあって微妙なのですが。でも、一応、動作を中心に考えて、動作をする人が主語、動作を受けるものが動詞の後ろに来る、ということが法則としてでも直感的にでもわかっていないとこの並べ替えはできないですね。

でも、一人だけ、同じ3組のS君は当たり前のように正解を言っていました。「え〜、すごい、なんで分かるの?」と同じクラスのたった一人の女の子に言われてちょっと照れくさそうに、「だってボブ『が』部屋『を』掃除するんじゃん」と言ってました。あー、この子は、日本語の助詞に表面的に惑わされることなく、ちゃんと動詞を中心として、二つの参与者の関係が分かっているんだなと本当に嬉しくなりましたね。もちろん、私が教えたからって訳じゃないと思いますが・・^^;;

担任の先生のよれば、このS君は「相当なひねくれ者」だそうで。そういえば教室でも完全に前を向いて座っていることはありません。必ず体半分は後ろを向きながら、ななめ前を向きながら授業を受けてる感じ。

でもこういう子が理詰めで考えているのを見ると、なんかすごく嬉しくなってしまいます。今日のプリントは全部で11枚あり、全部やり遂げて帰った子は少なかったのですが、S君はそのうちの一人でした。

でも、この「この部屋はボブが掃除した」の文で言えば、目的語が一つある文については、I like soccer.とか、He fears snakes.という、日本語では目的語を「が」で訳すものは触れたのですが、こういうタイプは全く触れなかったので失敗だったかもしれないです。でももしこれに触れるとすれば、やっぱりどうしても受動態にまで持って行きたくなるし、そうするとまた「語順を押さえさせたい」という焦点が少しずれてしまいますからね。これはまた次の機会ということです。

補習は結局、30人弱、っていうところでしょうか。そのうち、まったくやらずに、LL教室で冷房に当たって涼んだだけで帰った子も何人かいたし、11枚のプリントを全部やり終えて帰った子もそうたくさんはいなかったです。もう少し来てほしかったし、もう少し頑張ってやって行ってほしかったけど、このS君みたいな子とか、他にも教室では見せないようなリラックスした雰囲気でわいわいと教え合っている風景とかも見られたので、まあ良かったのかな。

でも、補習をやってみて分かったのは、やっぱり補習に来るくらいやる気のある子でも、一週間勉強しないとだいぶ忘れちゃうんだな、ということですね。というのは、テストが始まったのが先週の金曜日なので、最後の授業は木曜日、ということで、木曜日に授業が合ったクラスでも最低4日間はまったく英語に触れていない(家で勉強するはずがないので)ということになるということです。

工業高校のようなところには、たぶん勉強が好きではないという子が集まっていると思うので、無理かもしれないのですが、もう少し選択授業などを増やして、やろうと思う子には毎日でも授業を受けられるようなカリキュラムにならないかな、と思います。

やっぱり理想は、アメリカのチャータースクール制度だな〜と、また改めて思った今日でした。
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# by blogbebe | 2004-07-06 21:44 |
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