高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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2004年 06月 23日 |
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今日は勘違いしていて、5時間目の授業があると思っていたのがありませんでした・・・。やる気まんまんだったのに。でも、そのクラスは少しおくれているので実は今日つぶれたのはとても痛い。と思っていたら、そのクラスは進んでいるという国語の先生が私に明日の授業をくれました♪

ってことで明日は1時間目から4時間目までぶっ続け。怖いよ〜〜(ToT)
でもちょっと楽しみ☆自分がどこまで持つか。4時間目は機嫌悪くなるかな。

今日の1時間目は、2年生5クラスの中では一番勉強する姿勢が整っているクラス。といっても、最近まじめなS君は今日は遅刻してきた上にマンガ読んでたし、いつも穏やかなK君は、今日はなんだかちょっと機嫌が悪く・・・。頼みの綱が二人ともダメだったので、普段おとなしい子たちに頼った1時間になりました。

今日はこのクラスは二重目的語の文をやりました。
He gave me a present.
とか、
I bought him a book.
とかそういうやつ。

具体的なもののやり取りだけではなくて、例えば
Bob found Mary a job.
なんて文も一緒にやりました。

そして、目的語が「話し手」の場合には「〜してくれる」という日本語が相当するのに対し、「話し手以外」の時は「〜してあげる」になる場合があるということも合わせて言いました。「日本語では、『相手』が誰かということによって『〜くれる』『〜あげる』って分けるけど、英語にはそう言う区別はないし、逆に日本語を英語にするときに『〜くれる』とか『〜あげる』に当たる英単語というのはないんだよ」・・・って説明は少しくどかったのかな。説明になるととたんにみんなの視線が下になってしまうんですよね。5、6人は顔をあげて聞いてくれてましたが。顔を上げてるから聞いてるとも限らないんですけどね。

ということであまり説明はくどくどしないでそのくらいでやめ、あとはたくさん問題をやりました。単語がばらばらに並べてあるものを、日本語に合うように並べ替える問題。これは、「え?」って思うほどみんな真剣にやっててビックリ。やっぱり分かるとやるんだな。面倒くさそうにしてる子は、そばに行って「ほれ、この問題やってみ。どういう順番になる?」と試しに聞いてみると、

「最初はー・・・John」「次は?」「・・・」「次は動詞がくるんだよ」「じゃあsent?」「そうそう。次は?送る相手だよ」「じゃあSally」「そうそう。次は送るもの」「じゃあこれ。これなんて読むの?」なんて感じで乗ってきてくれる。

一問できたら「おー、できたじゃん。じゃ次は?」と聞いて行くと、知らないうちに全部終わってました(^^)ははは、ひっかかったな。

こういう子は、一対一だとすごく良くやります。そしてちょっとしたことでひっかかってたり、ちょっと書くのが面倒なだけで、本当はできる。でもこういうことを必要としている子がクラスに一人だけならこうやってできる日もあるけど、クラスに何人も何人もいるんですよね。あるクラスなんて、たぶんクラスのほとんどがこういう子で占められている。そういうとき、1クラスの人数がもっと少なかったらな・・・と思います。30人なんて多すぎます。

マンガも楽しい、おしゃべりも楽しい・・・でも、英語の時間は英語やろうかな・・・という雰囲気が作れるといいなと思います。残念ながらまだできていません。勉強が苦手で来ている子が多いうちの高校でそれができたら本物だ、と思っています。

※写真は春の芦ノ湖。もういい加減、箱根の写真はやめようよ、と自分でも思います。
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# by blogbebe | 2004-06-23 21:17 |
2004年 06月 21日 |
a0027280_1681.jpg東京の外は今、雨がすごい降りになっています。こんな日に代休なんて本当にラッキー。もし朝がこんなで、そして仕事に行かなくてはならないとしたら・・・と考えると「もしかして私って運がいいかも」とさえ思えます。お仕事に行っている人たち、ごくろうさまですm(_ _)m

さて、この写真はちょうど1年前のものです。大学院のそばにあるものすごく古いコピー屋さんのネコ。そこは喫茶店も兼ねていましたが、店の中は本やら紙やらが散乱しており、しかも机もいすも古くてホコリだらけ。誰かがコーヒーを飲んでいるところなんて見たことありませんでした。そんなあまりきれいとは言えないところでしたが、ネコが2匹いていつもきもちよさそうに寝ているのでよく行きました。「本一冊全部コピー」なんてのもやってくれて、700円余分に払うと製本までしてくれる。手に入らない洋書なんかは本当に助かりました。夏には「かき氷」ののれんが下がったので、一度は食べたいと思ってたのですがね。今度行ってみようかな。

さてさて。

今日はお休みだから、1日、何してすごそうかな♪ワクワク♪と考えていたのですが、朝、急に思い立って、久しぶりに新宿の紀伊国屋本店に行ってきました。少なくとも1年以上は行ってませんでした。1時間と少しいましたが、2冊買い、あと欲しかった4冊はアマゾンで安かったら買おうと思ってメモって来ました(メモるって今でも言いますかね?)。

一冊は "English for Everyday Activities" by Lawrence J Zwier(誰だろう?)これはまあ衝動買いですね。日常生活、例えば「起きてから着替えるまで」とか「朝食を作る」とか、「手紙を書く」「車のタイヤを取り替える」なんてのもありましたが、身の回りの生活の様々な表現が絵とともに英語で書かれています。なんかすごく新鮮だったのと、絵がかわいかったのと、「おぉ、これを使えば良かった」という例文を一個発見したので買ってしまいました。1780円。

その例文とは、"Blushing Your Teeth"の項目の中にあった次のような文です。

Jerry runs some water over her toothbrush.

runは「水が流れる」という自動詞で使われることは知ってましたが、このように他動詞で使われることもあるなんて、お恥ずかしながら知りませんでした・・・^^;
runは普通「走る」というのが一番普通なのに、後ろに目的語を取るとこういう意味にも使える、というすばらしい例になったのに。しかもこれは移動を表すというわけでもないので、この前のライオンの文よりも訳に困らないし。うーん。来年はこれを使おう。

もう一冊は "The English Language~ A Historical Introduction"という本。Charles Barber著。まだ初めの方しか読んでませんが、これはなかなか面白い。初めの方は「言葉とは何か」ということで、語についてとか文法についてとかがとても分かりやすくまとめられているし、途中からは英語の歴史的な発達について書かれているようです。

そこに書いてあったのですが、スウェーデン語では dogはhund、the dogはhundenになるんですね。冠詞が語尾変化で表されるという言語もあるのかーと思いました。あとは、英語圏でもウエールズではVSOの語順であるとか。うーん、面白いです。

そうそう、メモってきたものの中に、Copulasという題名の本があります!去年出版されたみたいなんですが、ハードカバーしか置いてなくて、17000円もしたんですよね。ペーパーバックになるのを待つか、図書館で借りるか。あるかな。夏休みに借りて、例のコピー屋さんで「全コピー」してもらおうかな。考え中です。これは面白そうでした。きっとbeのことが少しわかるようになるんじゃないかと思ってます。
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# by blogbebe | 2004-06-21 16:09 |
2004年 06月 20日 |
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台風接近により、風がすごく強い・・・暑いから窓を開けたいのだけど、あけたら大変なことになるので、窓は少しだけあけて扇風機をかけています。何かもったいない。

今日は6月20日。うちの学校は再来週の金曜日から試験なので、もうあと先に進めるのは2時間くらいしかありません。コマ数としてはあと3時間か4時間あるのですが、最後の時間は「テスト対策プリント」っていうのをやらせるつもりなので、実質あと2コマか3コマということになるのです。

「テスト対策プリント」は、前の学校に勤めているときに始めてしまったものです。テスト範囲の部分をまとめて問題にして、こんな感じでテスト問題を作るよ、というもの。

あぁ、今書いていても胸くそ悪くなってくる(言葉遣い悪くてすいません^^;;)くらい、こういうの嫌いなんですよね。だって、授業を聞いて、どういう問題が出るのか考えることだってすごく大切なことだし、それを自分で予想したりする力だって本当は養って行かなくてはならないんです。自慢じゃないけど私だって高校生のときはこういうのは自分で作ったんだ!!

でも、前の学校で「どういう問題がでるの」とか「どうやって勉強したらいいの」とかすごく聞かれたので、じゃあ初めだけ作ってあげる、と言って作ってしまい、それから毎回作るはめになってしまったんです。「もうそんなものは作らない」と宣言してしまえば良かったんですが、そうすると今度は全く勉強しない子がたくさん出てしまう。学校をあげてそういう方針で取り組めばいいのかもしれないんですが、前の学校は受験校ではなく、中堅校くらいのレベルだったので、他の教科の先生もそこまで腹はくくれない。そうすると、勉強しやすい教科ばかり勉強して、対策プリントも出さないような教科は勉強しない、ということが起きてしまうのです。

この辺が、中堅校以下の公立のダメなところ。っていうか、教員の異動があることの悪い弊害だと思います。「自分はこの学校に骨を埋める」という覚悟がまず足りなくなってしまいます。だって、なんか改革しようとしたって、その改革が実現される頃にはそこを去らなくてはならないんだもの。次に異動してくる方が、そう言うのがいいと思うかどうか分からないし。自ずと、無難に、無難に、って感じになってしまいます。

話は少しそれてしまいましたが、今の学校ではその前の学校とは違う事情があります。それは、「試験前にも勉強しない」ということです!!!その上、下手すると、試験中も寝ています!!!!!!試験にこないとそれは「欠時」にカウントされるし、完全に0点になってしまうから、一応、来ることは来ます。でも、ちょろっと書いただけで熟睡しちゃう子が何人かはいるんですよね。初めは驚きましたが、現実です。あとは、試験中のおしゃべりとか。「試験中にしゃべったらそれはカンニングだよ」というんですが、本人たちはカンニングしようなんて気はさらさらないんです。単に退屈だからしゃべりたいだけ。「カンニングしようとするくらいのやる気が欲しいよね・・」と職員室ではよく話してます。

そんな感じなんで、対策プリントをやらせる=これまでのまとめをやる、ということになるのです。しかも、前の学校では一応そのプリントを配れば自分で答えくらいはノートから探して書き込んだりはしてましたが、ここではそれは無理。つまり、最後の時間はそのプリントを配って、答えを黒板に書き、答えを写させながら覚えさせる、ということも目標になります。

でも、先ほども書いたように試験前にもかかわらず、家ではもちろん、学校でも勉強しない子が多いので、その最後の授業の次の日に試験があれば効果大!なのですが、あいにく今回は英語は最終日なので、おそらくその日までにはその対策プリントの内容は忘れてしまっているだろうし、しかも5日目なんてもうきっとほとんどやる気も失せていると思われ、さらにきっと暑いので、ダメダメだろうな(> <)

その対策としては「試験の前の日に補習をする」ということなんですが・・・どうしようかな。今、考え中です。

そうまでして勉強させる意味があるんだろうか。この子たちにはそれはすごく酷なんじゃないだろうか。と悩み始めると止まりません。だって、誰でも自分にとって必要なものは手に入れようとすると思うんですよね。そうまでしてお膳立てしてやる必要があるのだろうか。彼らがやらないのは、自分たちには必要ないと思っているからではないのか。

でも、いい点取ったり、授業中当てて答えられたりすると、「オレ、すごい?」と言ったり「オー、できた!」と言って目を輝かせることも事実。自信がないから、これ以上傷つきたくないからやらないだけで、そこで「やればできる」「分かれば楽しい」ということの実感が持てれば変わるんじゃないか、という気持ちも捨てきれないのです。

あと2時間。少しでも心に残る時間が作れるといいです。そして、「今回はちょっと勉強してみようかな」という子が一人でも出てくれたら、こんなに嬉しいことはないですね。

※写真は再び星の王子様ミュージアム@箱根。自然の中の美術館はそれだけですてきです。
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# by blogbebe | 2004-06-20 11:25 |
2004年 06月 18日 |
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ワイヤープランツの鉢に頭をつっこんでくつろいでいるうちのネコです。ワイヤープランツは小さな丸い葉っぱがたくさんついていてとてもかわいいのですが、ネコがむしり取ってこんなに枝ばかりになってしまいました(> <)

今日は4コマ入っている、なかなかハードな1日でした。しかも明日は授業公開の日で土曜日なのに出勤で、うううーー(涙)。でもその分、月曜日が休みなので嬉しいです♪みんなが働いているときに休み、ってすごい嬉しいです〜(^^)お天気はあまりよくなさそうですが・・・。

うちの学校は、工業高校なので英語にはあまり力を入れておらず、週に2時間ずつしかないことは前に書いたと思いますが、その中に火曜日の1時間目と金曜日の6時間目という、すごく条件の悪い組み合わせのクラスがあります。しかもその6時間目の方は体育のあとで、もうなんか「寝てください」と言わんばかりの時間割・・

でも今日はそのクラスはプールだったのにそんなに気温も高くなかったことが良かったのか、妙に頭が冴えて授業に反応してくれる子が多くて、いつもよりもなかなか集中した良い授業ができました。

The trainer jumped the lion through the hoop.の文。

意味は分かったようなのですが、いい日本語になかなかならない。私もうまくできなくて、仕方なく「調教師は、ライオンを輪を通り抜けてジャンプさせた」と書いたら、「それは変だよ」「調教師が輪を通り抜けたの?」「通り抜けてからジャンプさせたの?」と次々抗議され、うーん、じゃあどうしたらいいの?といったら体の大きなI君が「調教師はライオンをジャンプさせて輪を通り抜けさせた」と言ってくれました。

そうだ。忘れていた。私は述語動詞を文の最後に持ってくることばかりに気を取られ、認知言語学の中では有名な議論の一つなのですが、Talmyという人が言っていることを忘れていた・・と反省。

Talmyの論をごく簡単に説明すると、例えばThe ball rolled in.という移動を表す文があったとき、英語は前置詞がボールの最終地点を決める言語であるのに対し、これに対する日本語の訳は「ボールは転がって入って行った」になり、最終地点は動詞で表さなくてはならない言語である、ということである。

先ほどのライオンの文も、ジャンプさせて輪をくぐり抜けさせるのだから、日本語ではやはり動詞で訳さなくてはならないのですよね。

それを考えると、いくら「本来は目的語を取らない動詞でも目的語を取ることがある」という例だとは言っても、ここにこの文を入れてよかったのだろうかということは再考に値します。。

また、別のクラスでの話ですが、I like you.とかHe fears snakes.のように、目的語を日本語では「〜を」で訳さずに「〜が」で訳すこともある、ということを言ったら、I melted the ice.という文を「私はアイスが溶けた」と訳した子が出てしまいました。やっぱり日本語訳は置いておいて、英語での語と語の関係を徹底的に考えさせて行くようにまとめないと、こういう間違いが出てきてしまうんだろうな、と思いました。

ま、でもこの子はその問題を解く前、うとうとしていたのできっと説明をあんまり聞いてなかったんだろうと思います。

しかし、いずれにしても1クラス30人とかはすごく多いですね。せめて半分だったらもっと一人一人がどんどん質問できたり答えられたりするし、生き生きすると思うのですが。。教育って大切だと思うので、もう少しそちらにお金を配分してほしいものです。
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# by blogbebe | 2004-06-18 23:00 |
2004年 06月 17日 |
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うちの前に、大家さんの大きな家があり、そこに大きな松の木があります。うちのネコはそこに時々のぼって下を見下ろしています。いつもというわけではなく、たまに、なんですよね。面白いです。

さて。

今日は3つのクラスで主語と述語の復習をしたあと、目的語が入った文にうつりました。(しかし主語述語の復習に授業の半分くらい取られました・・^^;ほぼ一週間前の授業なんて覚えてませんよね。週に2コマだとそういうことになります。復習なんてするわけないんですからね。)

目的語、という呼び方はちょっと日本語の「目的」とは違うので(日本語で「目的」といったら、「目的のない旅」と言うときの「目的」という意味が普通の意味なのに、「目的語」は、動作を受ける対象という意味だから少しずれるのですよね)、少し変えた方がいいようには思いますが、それでもこの呼び名が定着しているので使いました。

動詞の直後に名詞があったら、それはその動作を受ける「受け手」になります。その、動作をする側が主語でされる側が目的語になる、ということを押さえさせた上で、日本語ではそれは「〜を」を付けて表すことが多いけれども、I like you.や、He fears snakes.のように「〜が」をつけることもあるということでまとめをしました。

その後、いくつか単語を与えて並べ替えの練習問題をやったあと、少し応用として、英語はこの構文を利用して、普通は自動詞としてしか使わない動詞がこの構文に入れば他動詞として働くこともあり得る、ということをやりました。あまり好ましくない文だと件の外国人講師の先生には言われたのですが、とある論文で取り上げられているような次の文です。

The trainer jumped the lion through the hoop.

これはサーカスのような場面ですね。trainer, through the hoopなどの語句の意味を与え、「どういう意味になると思う?日本語にしてみて?」といったら、なかなかみんな苦戦していましたが、「ジャンプするのはライオンで、それは調教師の指示によるものだ」という構造はすぐ分かったようでした。「ジャンプするのは誰?」と聞いたら「ライオン!」と何人もの子が答えましたから・・

でも、もしかしたら、日本語は語と語の意味関係をその意味内容で考える傾向のある言語である、という研究があるのですが、そのことがこの文の解釈に影響を与えたかもしれないという恐れもあります。

その研究によれば、英語のように語順で意味関係を取る言語の話し手の子供は、初めての文を聞いたときにその意味を語順でとらえようとするのに対し、日本語のように助詞などを使って語と語の関係を理解する言語の話し手の子供はその文の意味を語の意味で考えようとする、という結果の出た実験です。(実際は日本語ではなくどこか他の言語の実験でしたが。でも日本語と同じように語順では意味が決まらない言語で、そのような結果でした。)

調教師、ライオン、飛ぶ、と来たら、語順がどうあれ、調教師がライオンを飛ばせたと考えるのかもしれません。それを修正するにはもう少し例文が必要だったのかもしれません。でも、次の時間には二重目的語構文に入りたいし、その次には「場所」「時」を表す句に入りたかったのでまた少し焦ったかも。

でも、I melted the ice.は「私は氷を溶かした」だけど、The ice melted.は「氷を溶かした」という訳じゃなくて「氷が溶けた」になるんだ、ということは少し分かったと思います。単語の意味はただ一つに決まっているのではなく、周りの環境によって様々に変化しうるのだということが少しずつでも分かってくれるといいなと思っています。

・・・でも、今日は6時間目の授業は苦戦しました〜。やっぱり6時間目はきついです。集中している子が少なくてだいぶへこみました。うまく授業に入って来れるような面白い話とか、つかみの話題とかができるといいのかもしれないですが・・・中味が薄っぺらいのはいやですが、それなりのカリスマ性というのは欲しいものです。
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# by blogbebe | 2004-06-17 22:04 |
2004年 06月 16日 |
a0027280_20152.jpg再び、星の王子様ミュージアムでの写真です。ほとんどどこかに遊びに行ったりしないので(行けば行ったで楽しいのだけど、どちらかと言えば家でまったりしてるのが好き♪)たまにどこかに行った写真というのはとても貴重。この日は天気もよくて温泉も気持ちよかったです。もう3ヶ月以上前の話。

ああ、やっと週の半分に来ました。授業が楽しいと言っても、やっぱり週末は待ち遠しいもので。特に最近のようにお天気がいいと、「あー、こんな日は仕事さぼってお布団干した〜い。。。」とついつい思ってしまいます(^^;

さて、主語と述語の一応の基本的な時間は終わり、でもやはりbeと一般動詞の区別がもともと怪しい子ばかりだったので、ちょっと試しに公文式〜

昨日の日記にも少し書きましたが、B5のさらに半分サイズに(B6ですね)10問の問題があるプリントを4枚作りました。1枚目はbeを入れる問題ばかり、2枚目は動詞を使った述語と、beを使った述語を混ぜこぜにし、正しいものを選ぶ問題ばかり、3枚目は動詞を使った述語だけで、主語の人称や数、時制を見ながら動詞の形を変えていれる問題ばかり、そして4枚目は動詞の述語とbeを使う述語を混ぜこぜにした総合問題。

やりかたはみんな1枚目から初めて、終わったら私に見せにくる。全部丸がついたら次に進んでよい、というやり方。4枚まで終わったらもういいよ、できれば他の子に教えてあげてね、という方式です。

前に勤めていた学校で、夏の補習を利用してやったことがあったのですが、一応、大学受験を目指す人たちが集まったので人数たるや80人くらい。それでその方式をやって収拾つかなくなったのですが、今度は1クラス多くても31人だし、なんとかなるかなーと思って試してみました。

そしたらこれが大当たり!・・・でもないか。当たり!くらいかな(笑)

クラスに2、3名は何もしない子がいましたがまあそれは置いておいて、ほとんどの子が一生懸命考えて自分のペースで問題を解いて行きました。時には先に進んでいる子に答えを聞いて回る子もいましたが、「教えてあげる子は、答えを教えちゃうとその子のためにならないから、やり方を教えてあげるんだよ」というときちんとそうしていたし(言うこと聞かない子もいたけど)、何より授業中は目立たず、当てても「分かりません」で済ませる子や、「問題といて〜」といっても自分で解かず、答え合わせをするのをまってるだけの子が自分で問題を解くというのはとても良いことでした!

また、一人一人丸をつけるので、少しの時間ですがその子と一対一の時間が持てたこともとても大きかった。それをやった次の時間での授業の反応は、それ以前よりずっとずっと良くなりました。当てて答えてくれる割合はずっと増えました。それを褒めても、みんなきょとんとしてましたがね〜

これから期末テストまで、次は目的語が一つある文、その次は二重目的語構文、そしてできればSVOCまで行きたいけどそれは時間的に無理そうなので、「場所」「時」などの句をもしできれば少しやって、期末テストに臨ませたいと思っています。

そうして、文の基本的な構造が終わったら、L.A.Hillの短編集の中のどれか一つを2学期には読ませたいと思っています。文の構造が分かると、文章も読みやすくなるということを実感してほしいです。そして、そのためには今度の期末テストでみんなが頑張ってくれるといいなあと思っています・・ちゃんとやってくれるかな。

今の段階で積み残している品詞の問題、beの歴史的な意味変化と使用の分布に関すること、また、人称をどう教えるかということ・・・人称に関しては、大学院時代の友人がいくつか文献を紹介してくれたので、夏休みには読もうと思ってます。4人称とかも言語によってはあるらしいですね。楽しみです。
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# by blogbebe | 2004-06-16 20:03 |
2004年 06月 15日 |
今日は本当に東京は暑い1日でした。でもまあカラッとしていたからそんなにひどくはなかったけれど、風通しの悪い教室は入った瞬間に「ムン」として、ちょっとかわいそうでしたね。東京都はどうしてこんな悪い環境で勉強させるんだろうか。予算がないせいもあるのでしょうが、きっと「子供は我慢を覚えるべき」とか思ってるんでしょうね。お役人の方々が子供の頃よりずうっと温暖化が進んでいるのに。

さて、授業の話。

今日、あるクラスで問題を解かしていたら、hungryという単語を文の述語で使うときにhungryedとしている子がいました。「お腹がすいた」だから過去形でしょ?と言われ、「日本語では『お腹がすく』は動詞だけど、英語のhungryはお腹がすいた状態だから形容詞なんだよ」と言ったのですが、なんだか分かったような分からないような顔をして、もう少しゆっくり説明しようと思ったのですが、そのときは公文式でドンドン練習問題を解かせて、できた順に持ってきて丸をつけてもらう、という形式だったのでそのままにしてしまいました。。

何時間か前に品詞をやったとき、angryという単語を出したのでそのときには説明したのですが、同じような語をいくつか取り上げるべきだったな、という反省が一つ。thirstyなんかもそうですよね。日本語では「のどが乾く」と動詞で表現するけど、英語のこの単語はのどが乾いた状態を表す単語です。

この世の中で起こる、様々な現象を言語化するときに、日本語と英語ではその言語化の仕方の違うものがあるのだ、ということを伝える、格好の材料ですよね。ここからアスペクトの授業や時制の授業などにもつなげることができます。

しかし、品詞に関しては、例えば名詞だけでも、英語には単複の区別があるということだけでもかなり時間を割いてゆっくりやることができます。単複同形の単語、と言われている語でも、状況によっては複数形を取るものもあるし、客観的に見たらたいして変わらないようなものでも、集合名詞として使われるものとそうでないものをよく見て行くと、そこに人間がそのものにどう関わっているかということが見えてきてかなり面白いです。

または同じ単語でも、そこからイメージするものの文化的な差。これも私が認知言語学を始めたばかりの頃、かなり感動したネタでした。例えばvegetableといえば日本語では「野菜」。そうするとイメージするものは「ほうれん草」とか「キャベツ」とか、わりと葉っぱ系のものが多いのに対し、英語では実験によればcarrotが一位であるとか。carrotなんて、まあ確かに野菜は野菜だけど、なんかちょっと「緑黄色野菜」とか「根菜」とか、さらに下位のカテゴリーに分類したくなります。

で、そういうことがやっぱりとても面白いので、授業で取り上げたいな〜と思うんですが、どうしてもそこまで腹をくくることができません・・。だって、期末テストは「名詞について」なんて、他の先生が見たらどう思うかなあとか考えてしまって・・。でも考えようによっては、特に受験に必要な子が来ている訳ではないのだから、やってしまえばいいのかもしれないですよね。

先ほどのhungryの話でも、日本語では「お腹がすく」「喉が渇く」と両方言えるのに、それを形容詞っぽくして「お腹をすかせた犬が」とは言えるけど「喉を渇かした犬が」というのはすごく変で、これはどうしてなんだろうか・・とか。そこから何か日本語の特徴が見えて、それが英語との違いを浮き彫りにするのに役立つかもしれないなあと思ったり・・。

生徒は毎日すごくすごく元気で、授業をやるのは本当に疲れますが、やっぱり授業があるといろいろ素朴な質問が出てきて面白いです。「分からない」と言われるのも、なんで分からないんだろうと思うとそこから見えてくるものも多いです。

授業だけなら週に何時間やってもいいから、会議とか、変な書類を作ったりするのとか、指導要録の点検とか、免除してくれないかなー
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# by blogbebe | 2004-06-15 21:36 |
2004年 06月 14日 |
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今日は3年生の授業ばかり。3年生は外国人講師の先生とのティームティーチングで英会話の授業なので、今日は空き時間に本を読もうと思ってもなんだか気がそぞろで全然集中できなかった。

私は自分が苦手なせいもあるが、英会話の授業を持つことがとても苦手である。だいたい、立場が微妙で難しい。外国人講師の先生が説明したことでわかりくいことを日本語で説明してあげたり、またはたまに前でデモンストレーションみたいなことをしたりするが、そんなことしなくたってなんとか授業は成立するものだし、むしろ日本語になんて頼らないで頑張ってコミュニケーションを取ろうとするところにその意義があるのではないかと思う。

その外国人講師の先生は、現在仕事をしながら某大学院の博士課程に所属しているパワフルおじさんで、いつもstatisticsの教科書を昼休みには読んでいる。なので、私がいろいろ英語についての質問をしても、いつもきちんと答えてくれるのでとても助かっている。(このようにきちんと英語の質問に答えてくれる外国人講師というのはまだまだ少ないのだ!)

でも残念なことにこの先生は「文法なんてつまらない!」という意見の持ち主で、私がどんなに文法が大切かということを話したり、または変な英文を持ち出してそれが文として成立するかどうかということを聞いたりすると、いつもちょっと呆れた顔をして苦笑する。

でもどう考えてもやっぱり文法は大切である。だって、もう日本語という母語をほとんど完全に獲得している彼らに、また赤ちゃんの頃に戻って1から全部覚えよう、というのはおかしいと思いませんか?赤ちゃんになんてもう戻れないのですから。もう人間として立派に活動しているのですから。

「言語習得」に関する研究はたくさんありますが、やはり赤ちゃんが母語を獲得する過程というのは、言葉だけでなく、様々なその他の活動・・・歩いたりものをつかんだり・・・ということと一緒に習得して行くわけで、母語というのはもう体の一部のようになってしまっています。それに対して、中学校に来て初めて学ぶ英語は、トマトの苗にキュウリの苗を接ぎ木するようなものですから、やはりそれが体になじむためには、無理矢理ぎゅうぎゅうと押し付けるのではなく、どこがどこにつながるのか、ということを納得して行くことが必要だと思うのです。

でもそういうことを説得できないのは、私の英語力が足りないせいだろうな。そうするとやっぱり英会話は大切なんだろうな。うーん。自己矛盾。

※写真は、春に母と一緒に行った箱根の「星の王子様美術館」で撮影したもの。作り物のフランスの町並みなんて・・・って思ってましたが意外ときれいで楽しめました。
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# by blogbebe | 2004-06-14 20:07 |
2004年 06月 13日 |
a0027280_173939.jpg昨日、うちのアパートのすぐ隣に住んでいらっしゃる大家さんに、びわをたくさんいただきました。去年はジャムにしたんですが、皮をむくのが面倒だし、5月に作ったマーマレードがまだ大量に残っているので、今年は「びわ酒」にしてみました♪♪やっほ〜。

ということで、先週の授業の続きです。

品詞の勉強のあとは文に入りました。生徒たちはbeと一般動詞(とあまり呼びたくないが、一応)の区別がまずままならないため、He is swim.なんて文を平気で作る。それを区別させるための品詞の勉強でもあったのです。

文の中の述語が、「何だ」「どんなだ」というように名詞や形容詞を使う場合はbeが必要だけど、「どうする」というように動詞を使う場合にはいらないんだよ、と言っていろいろな文で確認した。beといっても、主語の人称や数、時制によって形が変わるので、そこは置いておいて、beを使うか使わないかということだけを定着させる目標で1時間使いました。

でも、考えてみたらその事自体ちょっと不思議ではある。なぜ文の中には動詞が必要なのだろうか。しかし、He is a student.とかShe is beautiful.のような文のbeは、言語学の中ではコピュラ(連結詞)とも呼ばれている。これは動詞ではないのだろうか?(日本語では「私は日本人だ」の「だ」みたいなのがコピュラと言われている。)

うーん、私は実は大学院の修士論文で「SVC構文」についてやったので、この「コピュラ」ということについてはもっと詳しくないといけないのですがね〜

しかし、ちまたではまだSVC構文ということで扱われていることからも分かるように、やっぱりこのbeは動詞として位置づけられている訳だけど、動詞って言ってしまっていいのか迷いますね。

そう思って「英語語源辞典」というのを引いてみたら、beは「存在を表す語」ということが書いてあった。つまりHe is a student.だったら「彼は学生という立場で存在している」という意味なのでしょうか?いやいやしかし、To be, or not to beでは「存在するべきかせざるべきか」ですから、こういう文においてはbeがかなり「存在する」という強い意味を持っていると言っていいと思うのですけど、先ほどのHe is a student.なんて文になってくるとbeは本当に連結って感じで意味はだいぶ少ないと言うか薄いと言うか、なくてもいいくらいの感じですよね。

そうすると、初めは強い意味を持つ動詞だったのがいつからかその意味がだいぶ薄れて連結という機能が発達してきたということが言えるのでしょうか。

英語史をやらないとダメですね〜。

私自身、英語は好きで、中学高校あたりはずっと一番頑張ってた教科だけど、それでも英語が「わかった」と思ったことは一度もありませんでした。今はもういろいろ読めるようになってきちゃったので「わかる」とか「わからない」とかあまり考えなくなってしまいましたが、昔、「わかった」と思った実感がなかったのはこういう細かいところでもやもやとわからないことが多かったからかもしれません。でも分からなくても覚えれば点数取れちゃうんで、覚えてしまってたんですよね。考えることを放棄して。教師になって初めて、覚えてくれない生徒に出会い、「わかんないよ」と言われて初めて「私にも実はわかってなかった」ということが分かったのです。

あー。先は長いな。まずはちょっとbeの勉強をしなくちゃ、ですね。
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# by blogbebe | 2004-06-13 17:14 |
2004年 06月 12日 |
早速、最近の授業でのできごと。

高校2年生の授業です。工業高校なのでみんな英語がすごい苦手。嫌いな子もたくさんいるし、「俺は日本人だから英語なんかいらないんだ!」と言い張って、そこから前に全く進めないでいる子もクラスに2、3人はいます。(そういう子には「私も日本人だ!」と返しますがあまり効果なし・・)

でも、私が英語をやってて広がった世界を、この子らにも少しでも味わわせてあげたいと思うのは余計なお世話かもしれませんが、英語が必修であることを利用して少しでもこっちの世界に引っ張り込もうと日々努力している訳です。

で、品詞をやりました。

なぜなら品詞という概念を知らないと、英文が理解できないし作れないから。もちろん感覚でできちゃう子もいますけどね。でもそんなことができてたらそもそも中学の英語で1や2なんか取ってこないし。(注:うちの高校はほとんど英語は1か2で来てます。)

それに、名詞と動詞はどんな言語にもあると言われているけれど、形容詞はない言語もあると言われているし、日本語に至っては「形容動詞」とかいうものまであったりして、難しいけど結構面白い。認知言語学の基本的な考え方の一つである「プロトタイプ」という概念も、この「品詞」に応用するとうまく説明できるし。

でももちろん、「プロトタイプ」なんてことを授業でやりだしたら、週2時間の英語の授業では英語に全く触れないで学期が終わっちゃう〜なんてことにもなりかねないので、一応、典型的な例にしぼってやりました。

でもやっぱり出てきてしまいました。「summerは形容詞だ」という子がクラスに半分くらい出てきてしまったんですよね・・・。それを「間違い」としてしまっていいのか・・・いやもちろん間違いなんですが、「夏」って典型的な名詞と違って「一つ、二つ」と数えられないばかりか、「一回、二回」と回数で数えられたりしますよね。「卒業してからもう三度目の春〜♪」なんて歌がありましたけど。そうすると「夏」ってできごとなのかとも思えたりします。私が大尊敬している池上嘉彦先生の「日本語論への招待」にも紹介されていますが、ドイツ語では切符を買う場面で「一回、二回」と数えることがあるようですし(もっともこれは名詞と動詞の領域の話ですが)。

それに、夏はやっぱり暑いという「状態」なので形容詞、と考えるのももっともなのでは・・・などと考えているとうまくきれいに説明できず、またしても敗退。また、「英語はよくわかんない」などと片付けられてしまったかなあと思うとちょっと悔しい・・

でも、週に2回しかないのにどうしろというんだ〜。そして電車に乗れば「中学高校と英語を6年間やったのに話せないのは学校が悪い」などともっともらしく書かれた某英会話学校の広告・・・あぁまたか。

それに、携帯代を払うためにバイト、バイトで若い力を安いお金に換えてしまってる高校生たちよ・・・。君たちは授業で寝ているけど、自分の可能性をそんなふうにつぶしてしまっていいのかい?夜は早く寝て、私の授業に一緒に参加してくれよ〜。

という、自分の敗退をごまかす愚痴をこぼしつつ帰途につきました。

とりあえず品詞についてはもう少し勉強する必要あり。「夏」という名詞がなく、それに似た形容詞で代用している言語ってきっとあると思います。どなたかご存知の方いらしたらぜひお教えください。そして、そういうことを調べてから授業に臨むべきでした。少し考えれば予想できたことだったかもしれないのに、考えが浅かったですね〜。やっぱり「プロトタイプ」という考え方を抜きにして品詞をうまく説明しようなんて無理だったのかもしれない・・とも思っています。

そんなときにぱっと放課後、本屋や図書館に行けるような時間的な余裕も欲しいですね。会議があったり勤務時間の拘束があったり・・・自由にするなら非常勤講師だけど、非常勤だけじゃ食べて行けないし。もっと授業に専念できるような雰囲気が欲しいです。授業が楽しくて、自分の世界を広げてく実感を生徒たち一人一人が持てることが学校で一番大切だと思うんですけどね。
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# by blogbebe | 2004-06-12 16:04 |
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