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高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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2年ぶりの認知言語学会
2005年 09月 17日 |
去年は腰が引けて行くことができなかった認知言語学会。やっと今年は昨日のセミナーと今日の1日目に出てきた。

テイラーの話は、昨日のも面白かったけれども今日の方が私にとっては数倍面白かった気がした。昨日は前半がpolysemyとsynonymyの話。basic levelの話とかカテゴリー化、プロトタイプの話などから多義語同義語の話に持って行く流れであったが、問題提起や例など、面白かった。英語もとてもわかりやすかったし。後半は音韻論の話になって、話としては面白かったのだが私にはわかりにくく感じてしまった・・本に出ていると言うことであったので見て行けば良かった。

今日の話はmotivation。実は大学院のときの友人(10歳も下の先輩)が留学しているのだけど今帰国していて、彼女とお昼を食べていたらちょっと遅刻してしまったのだけど、それが悔やまれる程面白かった・・。やはりAランチにしておけば良かった(笑)

で、今日の話。テイラー先生の話は、実は知っていることなんだけどそれをきちんと整理して言語化してまとめてくれるところが特にすごいところなのだが、それが今日は如実にわかった。どれも確かどこかで読んだか聞いたかした話だったと思うのだけど(でもそれもテイラー先生の本だったかもしれん)、それが見事にまとめられ、語られる。それを聞いていると、すーっと何かが落ちて行く感じがする(またエステか・・)。

特に今日のお話の中で嬉しかったのは、外国語教育において、arbitrarinessはとても学習しにくいものだけれども、人間と言うものは新しいことを既知のもので理解したい動物だから、なぜそれがそうなるのかという「理由」がわかれば、ずっと習得も楽になるはずだという言葉が聞けたこと(おっしゃってましたよね?・・おっしゃってなかったりして・・( ̄ー ̄; )

正に私はそのために、と言うか、自分自身がその「理由」を知りたくて、研究の道には行けなかったけれどもこうやって機会を見つけては細い糸をつなげているわけで。テイラー先生のような大先生からそういう言葉を聞けたことは、最後の辻先生のまとめじゃないけど私自身のmotivationになりました。

そのあとはいくつかの個別の発表を聞きに行きました。第6室と第2室。第2室の方の初めの発表は、「とても面白い発表でした」と上原先生がコメントされていましたが、私は不勉強なせいかあまりその面白さを見つけられずに終わってしまいましたが、あとの3つは本当に素晴らしかった。やっぱり研究者になる人と言うのはこういう人たちなのだということを再認識しつつ、自分がそういう人たちの研究発表を聞けると言うことのありがたみを感じておりました。

明日も朝から行って参ります。このまま連休があけなければいいのに。明日が終わればまた動物園のサル山に戻らなければならない。異動のことも考えなくてはならない。ギャー!!

ま、そういう道を選んだのは私なんで。
by blogbebe | 2005-09-17 20:06 |
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