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高校英語教師の授業日記

思ったことなどを時々書いてます
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人の歴史
2007年 08月 11日 |
今日は法事だった。祖母の七回忌。といってもただ親戚で集まってご飯を食べただけで別にお坊さん呼んだりとかそういうのじゃなかったけど。

私は親戚の集まりは昔から嫌いじゃなかった。知らなかった家族の一面が見れるのがきっと楽しかったんだと思う。今日もそんな一日になった。

私の家族は私が5才になった頃から祖母と同居していた。だからきっと祖母のことはたくさん知っているだろうと思われがちなのだが、実は全然知らなかった。一緒に暮らしていただけで、私は子供の頃からずっと外を見て育っていたので、正直言うと関心がなかった。早く家を出たいということばかりを考えていたのだと思う。自分が仕切れる場所に早く行きたかったんだと思う。そのことが今になって悔やまれる。というかおそらくもう一度人生をやり直しても私はそれほど変わらないと思うのだけど、でも、祖母ともっと話がしたかったと本当に思う。

今日、初めて会う親戚もいた。祖母や、会ったことのない祖父の話をいろいろ聞いた。当たり前だけどみんないろいろな思いを抱きながら、それぞれの歴史を刻んできたのだと思った。祖母のことを何も知らない夫は相当退屈だったようだけど、私はその分面白かった。

今もしもう一度祖母に会えたら、もっともっといろいろなことが聞けるのになあと思った。祖母と一緒に暮らしているころ、私は本当に自分のこと「しか」考えていなかった。祖母はきっとそのことをわかりながら、それでも何も言わずに見ていてくれたのだろうなあと思うと、何とも言えない気持ちになる。

祖母の思い出を一人ずつ言うという時間があって、私はそんな思いばかりが交錯していたのでほとんど何も言えなかったのだけど、でもみんなの話を聞いて、祖母のいろいろなことを思い出せた気がした。

みんなそんないろんな思いをもって生きているのに、「原爆投下は仕方なかった」なんてよく言うよね。
by blogbebe | 2007-08-11 23:11 |
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